2004年のイヤーカー、ホンダ・レジェンド(DBA-KB1型)の復刻版カタログ。レジェンドはアメリカではアキュラ・ブランドで販売されるホンダのフラッグシップモデル。4代目は2004年10月に日本デビュー。従来モデル以上にパーソナル感覚を追求した作り込みと、SH-AWB(スーパーハンドリング・オールホイールドライブシステム)に代表される先進メカニズムで時代をリードした。SH-AWDは前後輪への駆動力配分を自動調節(前70対30〜前30対70)し、後輪に配分する駆動力は左右可変型(左右100対0〜左右0対100)だった。そのうえ世界初の増速機構をリアドライブユニットに内蔵し、ネーミングどおり、意のままのスーパーハンドリングを実現した。新開発となる3.5ℓ・V6OHC24Vユニットが、国産初の280ps規制に制限されない300㎰/36.0㎏mのパワフル心臓だったこともあり、パフォーマンスはまさにスポーツセダン。とくにワインディング路での卓越した操縦性と速さが光った。カタログでは「走るというベーシックな性能を<進化>と呼べる領域まで前進させたセダンの新たなスタンダード。ドライバーを、かつて誰も体験したことのない<走りの歓びがみなぎるゆとり>へと運びます」と、その先進性をアピールした。写真のカタログは2004年10月版(原寸296×210㎜/68ページ編集)
※資料提供/ブックガレージ