2007年のイヤーカー、ホンダ・フィット(GE6/7/8/9型)の復刻版カタログ。2代目フィットは2007年10月デビュー。ホンダ車は一般的に初代から2代目に移行する折に、キープコンセプトのモデルチェンジをするケースが多いが、フィットも例外ではなかった。ただし、決して“守りの姿勢”ではなく、初代の美点をさらに徹底的に伸ばし、欠点を解消する“攻め”を貫いた点に価値があった。カタログでは「大きさやパワーばかりを求めることが進化じゃない」と語りかけ、「これからの人の暮らし、これからの地球環境に“フィット”するクルマ」に仕上げた点を強調する。ラインアップは1.3リッターを主力に、スポーティ仕様の1.5リッター(RS)を設定。独創のセンタータンクレイアウトを生かしたスペースユーティリティは一段と進化し、燃費性能も向上。乗り心地や運転のしやすさも際立っていた。2010年10月には高効率設計のハイブリッドがデビュー。先進ユーザーも魅了する。写真のカタログは2007年10月版(原寸297×210mm/48㌻編集)
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