【復刻版カタログ】2009年の日本カー・オブ・ザ・イヤー/3代目トヨタ・プリウスの肖像

priメイントヨタ・プリウス(ZVW30型)

2009年のイヤーカー、トヨタ・プリウス(ZVW30型)の復刻版カタログ。3代目プリウスは2009年1月の北米国際オートショーでワールドデビュー。5月に日本で発売された。3代目は「スーパー・ハイブリッドカー」をキャチコピーに“世界最高の環境性能”と“走りの気持ちよさを追求”。メカニズムからスタイリングまで、すべてを進化させることで世界的なヒット作に成長する。日本では2009年に新車販売ランキング1位を獲得。翌2010年には31万台5669台の販売台数を記録した。カタログでは「プリウスの進化は、ハイブリッドカーの進歩そのものです」とアピール。「モーターとエンジンを最適な効率で組み合わせたトヨタ独自のストロングハイブリッドを搭載」と記載し、イラストと豊富な図版で特徴を説明した。ホンダ・インサイトなど、ハイブリッド車がしだいに増加する中で、その技術の違いを強調する手法は見事だった。具体的にはJC08モードで32.6km/リッターの低燃費、システム出力136psを誇る2.4リッター車並みのパワー、平成17年基準・75%低減レベルの低排出ガス、Cd値0.25の空力フォルムが訴求ポイントだった。2012年には、より先進的なPHEVも設定し、エコカー世界標準のポジションを明確にする。写真のカタログは2010年6月版(原寸296×210mm/52㌻編集)

資料提供/ブックガレージ

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