【復刻版カタログ】「人馬一体」と「Lots of Fun」の継承と進化を宣言した3代目マツダ・ロードスター(NCEC)の肖像

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2005年 マツダ・ロードスター(NCEC型)

 2005年8月登場の3代目はプラットフォームからエンジンまで、すべてを一新したブランニュースポーツ。「人馬一体」のコンセプトはそのままに、世界中のモータリングシーンに影響を与え、数々のフォロワーを生み出した名車の次世代を具現化した。プラットフォームはRX-8用と共通のアキテクチャーを用いながら、FRライトウェイトスポーツのロードスター用に新規開発した逸品。Z断面のアルミ製P.P.F.(パワープラントフレーム)を採用し、エンジンはフロントミッドシップに配置。50対50の前後重量配分を実現した。パワーユニットは全車2ℓ(MT 170ps/AT 166ps)。トランスミッションはMTが6速と5速、ATは6速に進化した。

 開発主査は先代から引き続き貴島孝雄氏が務めた。ちなみに貴島氏は初代トヨタ86&BRZ開発スタート時にチーフエンジニアの多田哲哉氏がアドバイスをもらったスポーツカースペシャリストである。NC型は、ロードスターならではの軽快さとともに、ミドル級スポーツに匹敵する速さと上質さを実現。2006年8月には電動リトラクタブルトップのRHTを追加し、4代目のND型にバトンタッチするまで高い人気を誇った。ソフトトップのボディサイズは3995×1720×1245mm、車重は1090〜1100kg。新車時の価格は220万〜250万円だった。カタログは2005年8月版(原寸297×210mm/48㌻編集)。

※資料提供/ブックガレージ

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