クロスオーバー7は、スバルの3列シート7人乗りミニバン、エクシーガ」をベースとしたクロスオーバーモデル。生産は2015年から2018年までの3年間だが、エクシーガから含めるとそのモデルライフは10年間に及ぶ。
“2.5ℓ水平対向エンジン+AWD”というスバル車ならではの技術的アイデンディを持つ多人数乗り乗用車として、現在の視点で見ても独自の存在感を放っている。
そんなクロスオーバー7をこよなく愛するオーナーたちの集まりがCROSSOVER7 Owner’s Club(以下COOC)である。2017年の結成以来、ツーリングや東日本/西日本でのオフ会などの活動を続けている。今回は、彼らの5回目となる全国ミーティングを取材した。
「レアな車種なので、オーナーさん同士が交流できる場を作りたいと思いクラブを立ち上げました。周囲にオーナー仲間がいないので、ミーティングはメンテナンスやカスタムなどの大切な情報交換ができます。人も荷物もたくさん乗せられるので、キャンプを兼ねたオフ会も手軽にできます」と代表の内田陽介さんは語る。
今回のミーティングにはクロスオーバー7の現役/OBオーナーを中心に18台が集まった。シックな内外装のモダンスタイル、レジャーで役立つ装備を搭載したX-BREAKといった特別仕様車もあり、1台ごとにオーナーたちの志向が反映されていた。
メンバーたちに聞いてみると、高速でのロングドライブでもストレスは少なく、ちょっとした悪路でも問題なく走れるという。多彩なシートアレンジと共に大容量のカーゴルームを備え、7人フルに乗車していても十分なスペースが確保できるので、家族旅行やスポーツ、アウトドアなどをアクティブに楽しんでいるようだ。
簡単な整備なら、自分自身で行えるメンバーが多く、今回のミーティングでも、ワイワイ会話を楽しみながらパーツ交換の作業を行っていた光景が印象的だった。
「純正パーツが少なくなってきたため、情報交換の重要性はさらに増してきました。まずは結成10周年を目標にして、活動を継続していきたいですね」(内田さん) クロスオーバー7の魅力を知りたい方は、ぜひ一度COOCのオフ会を訪ねてみてほしい。気さくなメンバーたちが大いに歓迎してくれるはずだ。