浮遊感のある乗り心地のよさや独自性のあるデザインなどで、根強いファンが多いシトロエン。その魅力にハマると、他のクルマには乗れなくなるほどだという。
シトロエン志都呂ミーティングはそんなシトロエンに魅せられたオーナーたちが中心となって立ち上げられたイベントだ。今回は2023年11月に開催された同ミーティングを取材した。
「静岡県浜松市に志都呂町という町があり、シトロエン=志都呂という語呂合わせからスタートしました。シトロエンを中心に、プジョーやルノーなどのフランス車オーナーや興味のある仲間が集まろう!という主旨のミーティングです」(主催者の澤田さん)
参加車両の増加に伴い志都呂町から浜松市近辺へと会場を移し、2005年からは浜名湖ガーデンパークで春・秋の年1~2回ペースで開催を続けてきた。現在はシトロエンを中心としたフランス車やイタリア車オーナーが、エリア外からも集まるようになった。
取材日は快晴。スタート時はまばらだった会場に、三々五々、参加車が集まってくる。全員参加のプログラムはなく、参加者たちが自分のペースでゆるやかに時間を過ごしている。ファミリーでも気軽に参加できる雰囲気である。
出入りは自由で、すべての参加車両が、いっせいには集まらない。この緩さがフランス車の集まりらしさを感じさせるし、また長く続けてこられた秘訣でもあるのだろう。
浜松近辺は関東・関西いずれからもアクセスしやすく、大小さまざまなクラブのオーナーズミーティングが開催される。この翌日には近隣の会場でルノー・クリオ/ルーテシアのミーティング、Clio Meetingが開催される関係もあり、遠方からクリオをはじめとするルノー車が参加していた。
現在の会場では今回が最後の開催となり、今後は別会場での開催を予定している。次回開催地は静岡県外の予定だが、“シトロエン志都呂ミーティング”の名称のまま続けていくそうだ。キャンプも可能な場所での開催というので、また違った趣のフランス車が集まる様子を楽しむことができそう。シトロエンに限らずフランス車、イタリア車好きに参加をお勧めしたい。
■車種:シトロエンほか、フランス車、ヨーロッパ車
■スタート:2005年
■活動地域:中部エリア
■問い合わせ先:ホームページ