いすゞジェミニのオーナーズクラブ、フロントロウGコネクションは30年以上にわたり静岡や愛知を中心に活動してきた息の長いクラブだ。例年、ジェミニを中心としたいすゞ車のミーティングをコンスタントに開催しているが、その中でも旧車全般に参加対象を広げたオープンなミーティングが、静岡・三保レトロカーフェスティバル いすゞ+スバルミーティングである。
今回は2024年2月に東海大学自然史博物館駐車場(静岡県清水市)で開催されたミーティングを取材した。
「いすゞ車にこだわらず、旧車・クラシックカーのオーナーたちが集まれる場所を目指しています。タイトルを“いすゞ+スバルミーティング”として開催していますが、他のメーカーの旧車オーナーにも気軽に参加していただけます」と、クラブ代表の都築健二さんは語る。
ミーティングに参加したおもなクルマは、ジェミニや117クーペといったいすゞの歴史を語るうえで欠かせない名車たちだった。
このミーティングは、希少なモデルを実車で見られる貴重な機会であり、例年、東海・関東エリアを中心に熱心ないすゞ車オーナーが集まることで知られる。今回はあいにくの雨天だったこともあり、クラシックカーの参加は少なかった。というのは、旧車を愛するオーナーらしく、この日のイベントには、“雨天走行もOK車”で参加したメンバーが多かったからだ。
その結果、いわゆるネオクラシック車を中心に個性的な車両が集まって、見応えのあるミーティングになった。成人になったお子さんとそれぞれの愛車で参加しているメンバーがいるのも活動歴の長いクラブらしい光景だ。
同クラブは例年ALL JAPAN ISUZU FESTIVALを愛知県足助町で毎年開催している。ボンネットバスの走行会などの予定もあり、旧車好きのハートに訴える内容が楽しめそうだ。