【私の相棒・愛車自慢】MINIは一度は乗っておくべきクルマといいつつ、決め手は妻の好みでした。by 岡本幸一郎

MINIクーパー・クラブマン(2017年式)。岡本さんがクラブマンを選んだ理由は室内空間の広さと、取り回し性に優れたサイズ、そして独特の「本物感」だったという。もちろん奥様の希望を重視してセレクト

MINIクーパー・クラブマン(2017年式)。岡本さんがクラブマンを選んだ理由は室内空間の広さと、取り回し性に優れたサイズ、そして独特の「本物感」だったという。もちろん奥様の希望を重視してセレクト

ボクは大型車が好み、MINIが相棒になるとは実は思っていませんでした

 1990年から2006年までの16年間で25台を乗り継ぎ、2006年に購入した愛車を、一生モノにしようと思って乗っていたが、不慮のトラブルで手放さざるをえなくなった。
 その後、次に買うクルマで妻となかなか意見が合わず、しばらく愛車のない生活を送っていた。筆者は、メルセデスSクラスかBMW5シリーズ、もしくはクライスラー300Cを希望し、妻はMINIがイチバンで、小さくてかわいいクルマがいいと譲らない。妥協点が見いだせなかった。ところが、子供たちが成長し、クルマがないと不便な状況になってきた。筆者もMINIならいいかなと思えてきた。

リア

室内全体感

 個人的にはカワイイ系のクルマは好みでない。だがMINIだけは別である。「本物感」があるというか、実はもともとそこはかとなく好感を抱いていた。周囲にもMINIを愛用している仲間は何人もいる。AE86やNAロードスターと同じように、クルマを生業にする者として、MINIは一度は乗っておくべきクルマかもしれないと思えてきたのだ。

 探し始めて約3カ月、納車されたのはMINIクラブマンの2017年式のクーパーだ。折しもクラブマンの生産終了が話題になっていた。
 子供を乗せたいので、MINIならクラブマンかクロスオーバーがいい。5ドアハッチバックも考えたが、ちょっとウチには狭い。どうせなら「次」がなくて、いつまでも現行型のクラブマンがいい……というのはオマケの理由で、実際クラブマンのサイズがちょうどよかったのだ。足回りも無理していないので乗り心地は硬くないし、何よりデザインが妻の好みに合っていた。

リアゲート

後席

 白と黒の2トーンのボディカラーは、「最高によく似合う」と思っていた組み合わせなので気に入っている。前オーナーのこだわりで、オシャレなフロアマットが付いていたり、さりげなくユニオンジャックのアクセントが付いていたりして、毎回乗るのが楽しみだ。

 まだウチに来て間もないので、どのスイッチを操作するとどうなるのかなど、日々勉強しているところだが、ひとまず妻も子供たちも、かわいい相棒が家族に加わって大喜びしている。

 輸入車の右ハンドルに慣れていない妻はしょっちゅうウインカーを出そうとしてワイパーを動かしている。そういえば昔、BMWで右側に移設するためのキットがあった。MINI用を販売してくれたら迷わず買いたい。

 この先、何年かおつきあいすることになる家族の一員、MINIといっしょに楽しい思い出をたくさん作っていきたいと思う。

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