レースで無敵を誇ったスカイラインGT-Rの連勝を阻んだロータリーロケット、初代マツダ・サバンナは1971年9月にロータリー第5弾モデルとして誕生。スポーティな走りで人気を博した。クーペ/セダン/ワゴンの3ボディのうち、クーペは、輸出名称の“RX-3“の名でモータースポーツに積極参戦。1971年10月の「富士ツーリストトロフィー500マイルレース」では見事に優勝。スカイラインGT-Rの公認レース50連勝を阻む。その後も1972年/73年/75年・日本GPスーパーツーリング部門で優勝を飾り、ロータリーの速さを強烈に印象づけた。カタログは昭和51年排出ガス規制に適合した初代最終モデル。全車573cc×2ローターの12A型ロータリー(120ps)を搭載。トップモデルのGTは5速MTを組み合わせ、0→400m加速を15.8秒で駆け抜けた。初代サバンナは1977年まで生産。1978年3月にサバンナRX-7に進化する。カタログは1975年10月版(全12ページ編集/原寸295×250mm)。
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