東京圏のクルマ好きが集まる奥多摩湖畔。週末には多種多様なオーナーズクラブのミーティングやツーリングが開催されて賑わいを見せている。
今回紹介するFC-WORKS!もそんなクルマ好きたちの集まりのひとつつである。
車種やメーカーなどの制限はなく、クルマが好きな誰でも参加できるというオープンな集まりという点が特徴で、2008年に活動をスタートして以来、コンスタントにミーティングを重ねてきた。
「ドライブで訪れた奥多摩湖でいろいろなクルマを見ているうちに、ここに仲間がいればもっと楽しい時間が過ごせそうだと思い、呼びかけを始めたんです」と、主催者のマンネンさんは語る。
車種や年式などに縛られないグループにしたのは、結婚や子育てなどライフスタイル変化やマイカーの乗り換えで車種が変わっても、クルマ好き同士のつながりを保っていく狙いがあったから。参加するメンバーたちは、自分とはまったく異なるタイプのクルマ好きとの交流を楽しんでいる。
実際、今回の取材時も、2008年の結成当時から一貫して活動を続けているメンバーが参加していた。FC-WORKS!と並行して、車種別クラブに参加しているメンバーも多く、他のクラブで当コーナーに登場してくれた経験があるメンバーの姿もあった。オープンで気軽な交流を楽しめることが長く続いてきた秘訣といえそうだ。
「20代の若者と60代のベテランが真剣に語り合えるのはクルマ好き同士ならでは。お互いをリスペクトし合いながら、毎回延々とクルマ談義を楽しんでいます」(マンネンさん)
最近では80~90年代のネオクラシックに関心を持つ若い世代のクルマ好きが増えているが、そうした傾向はこのクラブでも見られるそうだ。異なる世代のクルマ好きたちをつなぐグループとして、今後も活動を続けていってほしい。