【復刻版カタログ】デイトナの愛称で呼ばれた最高のV12プランシングホース、フェラーリ365GTB4の肖像

1968年フェラーリ365GTB4

　フェラーリ365GTB4の復刻版カタログ。カタログは1968版（変型10ページ編集／原寸230×230mm）。フェラーリ365GTB4は、275GTB4の後継ベルリネッタとして1968年のパリ・サロンでデビュー。1967年のデイトナ24時間レースで、レーシングプロトのP4が1-2-3フィニッシュを実現したことを記念して“365GTB4デイトナ“と呼ばれる。長いノーズの下に収まるのはティーポ251と呼ばれる4390cc（1シリンダー当たり365.85cc）のV12DOHC。６基のツインチョーク・ウェーバーキャブが装着され353hp/7500rpm、44.0kg・m/5500rpmをマークした。駆動方式はトランスアクスル方式のFR。ちなみにプレキシグラスの奥に収まる4灯式ヘッドランプは初期型モデルの特徴。1970年以降は北米の安全基準対策でリトラクタブル式ランプに変更された。ボディサイズは4425×1760×1245mm。トップスピードは280km/hに達した。

※資料提供／ブックガレージ