DB7は当時アストンマーティンと同様にフォード傘下だったジャガーと連携して開発、久々に “DB“を名乗り1993年にデビューした。当初は3.2ℓ直6スーパーチャージャー(330ps)を搭載。写真のクーペとオープンのヴォランテが設定され、美しいスタイルと優れたパフォーマンスで名門復活を印象づけた。インパネとシートはコノリーレザー仕上げ。ウッドパネルと相まって室内は高級GTイメージでまとめられている。室内は2+2レイアウト。パフォーマンスは0→100km/h加速5.7秒、トップスピード265km/hと俊足。DB7は1999年に6ℓ・V12(420ps)を積むDB7ヴァンテージに発展する。生産終了は2003年だった。
リアスタイル/DBというネーミングは1947年にアストンマーティンを買収したデビッド・ブラウンの頭文字に由来する。DB7は当時アストンマーティンと同じフォード・グループだったジャガーの技術を活用して設計された
フロントスタイル/DB7は当初3.2リッターの直6スーパーチャージャー(330ps)を搭載。1999年に6リッターV12(420ps)を積むDB7ヴァンテージに発展。生産終了は2003年だった
エンジン/3.2リッターのスーパーチャージャー(330ps/48.8kg・m)は2000rpm前後から太いトルクを実感。新車時の最高速度は260km/h
インテリア/インパネとシートはコノリーレザー仕上げ。ウッドトリムが英国車であることを主張する。ラック&ピニオン式パワーステアリングは重めの設定
フロントシート/前席はショルダー部のサポートが強調された独特の形状。左右共に電動調節式。座り心地はソフトな感触
リアシート/後席は頭上/足元共にタイト。キッズ用や荷物スペースに最適。乗車定員は4名
パーキングブレーキ/運転席サイドに配置されたサイドブレーキは伝統のフライオフ式
ヘッドライト/ヘッドライトはカバー付き。ロービームはプロジェクタータイプ
フロントグリル/フロントグリルはアストンマーティン伝統形状
サイドエアアウトレット/ボディサイドのエアアウトレットもアストンマーティン伝統アイテム
タイヤ/タイヤは前後とも245/40ZR18。アルミは専用カバー付きのスポーク形状
エグゾーストエンド/排気エンドパイプは左右2本だし。エグゾーストノートは比較的ジェントル
リアランプ/リアランプはシンプルな横長デザイン
燃料リッド/燃料はプレミアムガソリン。タンク容量は89リッター
メーター/メーターは6連式。この時期のアストンマーティンはオーバーヒートしやすい傾向があるので渋滞時は水温計に注意が必要
シフトセレクター/4速ATはスポーツモード付き。変速はスムーズ。パドルは未設定
センターパネル/オーディオはCDチェンジャー付き1DINサイズ。時代を感じる
トランク/トランクはフルトリム仕様。幅はあるが奥行きのゆとりは少ない
スペアタイヤ/スペアタイヤは非常用のテンパータイプ。トランク下部に搭載