世界最大規模のルノー・カングーの祭典が前年に続いて山中湖交流プラザ きらら(山梨県山中湖村)で開催された。開催情報はルノージャポンの公式ウェブサイト(https://www.renault.jp/)で確認を
商用車として磨かれてきた機能とデザイン、おしゃれなキャラクター性でルノー・カングーは根強いファンを持つ。そのオーナーたちが日本全国から集まるミーティングがカングージャンボリーである。
第16回の開催となった2024年の会場は山中湖交流プラザ きらら(山梨県南都留郡山中湖村)。全国から1300台を超えるカングーが集まった。
今回は本格導入から1年半が経過したこともあり、カングー3の参加台数が各段に増えた印象だ。カングー1、2に比べると強めのキャラクターになったが、会場で先代と並んでいても違和感なく溶け込んでいる印象だった。
会場にはルノーのオフィシャルショップやフレンチ色の濃いフードトラック、アパレルなど、カングーユーザーの琴線に触れそうなショップがラインアップされている。 ユーザーの参加エリアにもフリーマーケットが並ぶゾーンが設けられ、かなりの盛況となっていた。ドッグランも設置されており、愛犬や家族が一緒に思い思いの時間をゆったり楽しめるのも、このジャンボリーの魅力である。
ステージでのオープニングイベントではMCを務める安田大サーカスの団長安田さんとモータージャーナリスト竹岡圭さん、ルノー・ジャポン社長の大極さんらが登壇。ニューモデルや限定モデルがお披露目されるのが、このイベント恒例のハイライト。今年はユーザー待望のMT車であり1.5ℓディーゼルエンジンを搭載するルノーカングー クルール ディーゼルMTが発表された。サハラ砂漠をイメージした特別色ベージュサハラ(ライトイエロー)の車両がステージ上に登場し、オーナーたちから歓声が上がっていた。
歴代カングーには長いモデルライフ中でさまざまな特別色や限定モデルなどのバリエーションがある。会場を埋め尽くしたカングーの中から自分好みの1台を見つけるのは、オーナーでなくても楽しいひと時だ。
会場では「毎年ここでカングー仲間に会うのが楽しみ」というオーナーの声を多く耳にした。イベントは大規模だが、メーカーとユーザー双方が自由な遊び方を発信できるアットホーム感は、このジャンボリーの大きな魅力といえるだろう。