シティ・ポップの次はニューウェーブブーム!

 今、音楽関係者たちの間でシティ・ポップの次に来るといわれているのが、ニューウェーブブームだ。個性的&オシャレ、先鋭的な音楽&ファッションに若者たちが注目し話題になり始めている。

ゲルニカ『改造への躍動~超特別拡大版~』

 日本でニューウェーブが始まったのはYMOがデビューした1979年。YMOをはじめ、プラスチックス、ムーンライダース、ビブラトーンズ、ジューシィ・フルーツ、戸川純、ゼルダ、P-MODEL、ハルメンズ、一風堂、ポータブル・ロック、EP-4、EX、越美晴などが人気だった。

 復刻リリースも進められている。その中で時に積極的なのがソニー・ミュージックのYENレーベル・シリーズだ。

 YENレーベルとは、YMOの細野晴臣と高橋幸宏がアルファレコード内に立ち上げたレコードレーベルで、所属アーティストは音楽、ファッション、レコードジャケット、パフォーマンスにおいてオシャレで流行の最先端を追い求めたものだった。

 YMOはもちろん、ゲルニカ、越美晴、小池玉緒、TESTPATTERN、立花ハジメ、戸川純、サンディー&サンセッツなどが所属した。

小池玉緒集『TAMAO - Complete Yen Years』

 2024年には、ゲルニカ(戸川純・上野耕路・太田螢)の『改造への躍動~超特別拡大版~』が2枚組LPで11月20日にリリース小池玉緒のYENレーベル全曲集『TAMAO - Complete Yen Years』が12月25日に配信リリース。

立花ハジメ『hajimeht』

 2025年には立花ハジメのベスト盤『hajimeht』のCDが1月15日にリリース、TESTPATTERNの唯一のアルバム『APRES-MIDI』が2月26日にアナログ盤&CDでリリースされる。

TESTPATTERN『APRES-MIDI』

 今後もブームの盛り上がりと共に、多くのニューウェーブアーティストの作品が復刻されることは間違いないだろう。

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