1997年の2代目後期型スズキ・ジムニーの復刻版カタログ。カタログは1997年版(原寸298×211mm、20㌻編集)。1981年に登場した2代目ジムニーは人気に応えて進化した。1986年1月に539ccの4ストローク直3ターボを加えると、1990年3月にはKカー規格の改訂に合わせて、全車のエンジンを657ccの直3DOHCターボ(64ps/10.5kgm)に統一。1982年8月に1ℓ直4ユニットを積むジムニー1000として誕生した小型車規格モデルも、1984年11月には1300に排気量を拡大。その後、シエラ・シリーズへと発展する。
数々のリファインを実施した2代目の中でも1995年11月の改良は大規模だった。従来は商用車のみだったラインアップに乗用車のワゴンが登場。足回りは4輪半楕円リーフ式から、前後3リンクのコイルスプリング仕様に改良され、パートタイム4WDシステムも、走行中に2WD/4WDを切り替えられる機構(DRIVE ACTION 4×4)に進化(1997年5月)した。ちなみにワゴンのトランスミッションは5速MTと3速ATが選べた。カタログでは「都会からアウトドアまで、遊びのフィールドを選ばない」とアピール。ボディサイズは3295×1395×1680mm、ワゴンXCの価格は124万6000〜133万9000円だった。
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