【復刻版カタログ】カレラが復活した930の完成形、1984年「PORSCHE 911」の完璧主義

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1984年 ポルシェ911(930型)

カレラが復活した930の完成形、1984年「ポルシェ911」の復刻版カタログ。カタログは日本版の1984年モデル(実寸280×250mm、44㌻編集)。911のデビュー20周年の節目となった1984年モデルは、1977年以来、途絶えていた”Carrera=カレラ”が復活したのがポイント。カレラは空冷水平対向6気筒OHCユニットを従来の3リッターから3.2リッターに拡大して搭載。欧州仕様は歴代911最強の231ps/5900rpmをマークした(排出ガス対策を徹底した日本仕様は215ps/5800rpm)。当時の社長ペーター・シュッツは「3.2リッターエンジンを得た911のパフォーマンスは、73年の2.7リッター・カレラを凌ぐ。そこで我々は、356以来伝統的にシリーズの最高性能モデルに与えてきたカレラの名を84年モデルに冠した」と発言した。カレラのトランスミッションは5速MT。ボディタイプはクーペ/タルガ/カブリオレの3種。ボディサイズは全長×全幅×全高4300×1650×1350mm。なおシリーズトップモデルとして、3.2リッター・フラットシックス(日本仕様285ps/5300rpm)を搭載した「ターボ」もラインアップしていた。カタログの冒頭には「ポルシェは、最も純粋なフォルムでのドライビングを目指す」というフェリー・ポルシェ氏のメッセージも掲載されていた。

資料提供/ブックガレージ

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