2025年6月号の「クルマと音楽」で解説した『ドライブ中の音楽』のアンケート(パーク24株式会社がタイムズクラブ会員を対象に調査/有効回答者数5244名/報告;2024年11月)。Webではより細かにアンケート結果を紹介しよう。
まずは「ドライブ中に音楽を聴くどうか」。全体では、73%が聴くと答えている。年代別では、20代以下が85%、30代が74%、40代が73%、50代が72%、60代以上が67%となっている。もっとも多いのは、20代以下、もっとも少ないのは60代以下だ。この結果について、筆者が20代以下と60代以上の数名に話を聞いたところ、20代以下は数名でドライブをする際は、車内はカラオケBOX状態になり、一緒に歌いながら盛り上がることが多いとのことだ。60代以上によると、車内では、音楽をかけるよりもラジオを聴くことが多いとのことだった。
「ドライブ中によく聴く曲のジャンル」の質問(複数回答)には、1位のJ-POPが82%、2位ロックは30%、3位はK-POP14%、R&B・ソウル14%、5位は歌謡曲・演歌13%、ヒップホップ13%、7位JAZZ10%、8位クラシック9%、9位ダンス・エレクトロニック7%、10位インディ&オルタネイティブ3%、その他が5%となった。現在、日本では、歌謡曲、ロックは人気が下火、YOASOBI、Ado、tuki.、Mrs. GREEN APPLEなどのJ-POPアーティストがヒット曲を連発し人気となっている。ドライブでもヒット曲の人気が高いようだ。
「最もよく聴くミュージシャンは」の質問では、サザンオールスターズが2年連続で1位を獲得。以下2位Mrs. GREEN APPLE、3位YOASOBI、4位Mr.Children、5位Official髭男dism、6位米津玄師、7位back number 、8位松任谷由実、9位あいみょん、10位B’zとなっている。
年代別に見るとサザンオールスターズが50代、60代以上で1位に。その他の20代以下、30代、40代ではMrs. GREEN APPLEが1位だ。両ミュージシャンは、30~50代で2位以内にランクインしており、幅広い年代から支持されている。
また、他の世代ではランクインしていないが、20代以下ではVaundyが3位になり、50代ではDREAMS COME TRUEが7位、60代以上では松任谷由実が2位となっている。
若い世代では、現在人気があるミュージシャン、年配世代では、長年愛され続けているミュージシャンがドライブでは人気のようだ。