日本自動車博物館は、日本初の自動車博物館として1978年にオープンした。富山県小矢部市に本社を置く石黒産業の前田彰三t社長がコレクションしていたモデルを公開したのが始まりである。石黒産業はレンガの生産販売、木材業、土木建築請負などを行っていた。
日本の自動車産業は、実質的には戦後にスタートとしたといえる。1955年から73年にかけての高度成長期に日本経済は大きく飛躍したが、それを支える存在として自動車、とくに商用車などの働くクルマが果たした役割は大きい。
高度成長期に利用された商用車は、買い替えが進む消費財という見方をされていた。クルマを維持し保存することの重要性に気づいていた前田社長は、クルマ好きとして実用車の収集に力を入れていた。石黒産業で利用したクルマを廃品にするのではなく、維持管理した。前田社長は1967年ごろには本格的にクルマのコレクションを決めたのだという。
現在、日本自動車博物館が収蔵するコレクションは約800台で、博物館では約500台を展示している。1995年からは博物館の所在地を石川県小松市に移している。
[開館時間]
9:00~17:00 ※入館は16:30まで/ゴールデンウイークは4月30日(水)と5月7日(水)が休館日
[休館日]
水曜日(祝日の場合は開館)、12月26~31日
〒923-0345 石川県小松市二ツ梨町一貫山40番地 / TEL. 0761-43-4343
~ 入館料 ~
[通常料金]
大人(高校生以上) 1200円 / 子ども(小・中学生) 600円 ※小学生未満は無料
[団体割引料金]
大人(高校生以上) 1000円 / 子ども(小・中学生) 500円 ※15人以上で適用
[シニア割引]
65歳以上で証明できるモノの提示で 1000円となります。 ※金額はすべて税込料金