日産は、ラスベガスで開催される世界最大級の家電見本市CES 2020にて、日本のおもてなしの心をテーマに、「ニッサン アリア コンセプト」を中心とした未来のモビリティを変革する技術を紹介するブースを出展する。
▲日本の伝統的なおもてなしの心と気配りを、全体のデザイン、レイアウト、香りに至る細部にまで反映
今回の目玉は、昨年東京モーターショーでワールドプレミアされ、今回北米で初公開となる「ニッサン アリア コンセプト」だ。新しい電気自動車専用プラットホームをベースに様々な先進技術が搭載され、未来を感じさせる革新的なドライビングと所有体験を提供。進化し続ける日産の技術とサービスの総称である「ニッサン インテリジェント モビリティ」を体現したモデルだ。
「ニッサン アリア コンセプトを見ると、新しい運転体験が今まさに現実になりつつあることがわかると思います。このゼロ・エミッションのクロスオーバーは夢を追い求めるだけのコンセプトカーではなく、近い将来に実現する技術を示しています。」と、日産自動車で研究・先行技術開発を担当する専務執行役員の浅見孝雄はコメントした。
今イベントの「ニッサン インテリジェント モビリティ」コーナーでは、エキスパートが「ニッサン アリア コンセプト」に搭載されている運転支援システム「プロパイロット 2.0」や電動駆動 4輪制御技術、音響メタマテリアルやニッサンコネクトXについて説明する。
▲電気自動車のクロスオーバー、ニッサン アリア コンセプト
また、イベントでは、環境を汚染したり、気候を混乱させる廃棄物を排出しないゼロ・エミッションのパワートレインを用いた「アイスクリーム移動販売車」を展示する。このクルマは、再利用可能バッテリー、太陽光による再生可能エネルギーの生成を組み合わせたコンセプトカーで、冷たいアイスクリームを提供する。
ベースとなるモデルは、100%電気LCV(小型商用車)「e-NV200」。40kWhのモーターを駆動するポータブル蓄電バッテリーには、日産の第一世代の電気自動車から回収されたリチウムイオン電池を再利用して給電されている。
▲ゼロ・エミッションのアイスクリーム移動販売車
先進の運転支援システム「プロパイロット 2.0」から着想を受け、常にカップを目指して進むゴルフボールを開発。ブース内のパッティンググリーンでは、頭上に取り付けたカメラがゴルフボールとカップの位置を検知し、センシング技術とボール内の電動モーターにより、打ったボールをカップまでナビゲートする。まるで「プロパイロット 2.0」を搭載した車両が高速道路上で設定したルートに沿って走行できるのと同じように日産の技術を体験することができる。
▲プロパイロット ゴルフボール
日系自動車メーカーとして初めて電気自動車フォーミュラカーレース「FIAフォーミュラE選手権」に参戦している日産は、新シーズン用の和をテーマにした新たなカラーリングのマシンを展示。
展示しているフォーミュラEのレースカーを運転することはできないが、ブースに設置されたパワーセルフィブースにて、高出力のファンと特殊効果により、0-100km/h 2.8秒を誇る100%電動レースカーの加速性能を再現したショートムービーを撮影し、まるでレーストラックを駆け抜けているようなGIFデータを作ることができる。
▲フォーミュラE レースカー
ピュアEV『リーフ』の航続距離を40%向上させた『リーフe+』も会場に展示。運転支援システム「プロパイロット(米国市場名:プロパイロット アシスト)」やワンペダル操作が可能な「e-Pedal」などの先進技術を搭載している。
▲日産リーフe+
CES 2020は1月7日から10日までラスベガスのコンベンションセンターで開催される。日産ブースは北ホールの6306に位置している。
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