ダイハツがジャパンモビリティショー2023における出展概要を発表。「お客様に寄り添い、暮らしを豊かにする~モビリティをみんなのもに~」をテーマに据えて、未来のモビリティ社会における人や暮らしに寄り添う姿を5つのカタチにして表現したコンセプトカーを披露すると予告
ダイハツは2023年10月6日、ジャパンモビリティショー2023の出展概要を発表。合わせて、ダイハツのジャパンモビリティショー2023に関する様々な情報を発信していくスペシャルサイトを開設した。
ダイハツは第1回の開催となるジャパンモビリティショー2023への出展にあたり、創業以来持ち続けてきた「お客様に寄り添い、暮らしを豊かにする」という現在のビジョンに込められた思いを出展テーマに掲げ、合わせて多様なモビリティの提案によって「モビリティをみんなのもに」という目標を標榜する。展示車としては、ユーザーに寄り添い、進化し続けてきたダイハツの歴史を象徴する車両と、その先にある未来を描いたコンセプトカーを披露。今までも、そしてこれからも、少子高齢化をはじめとした社会課題に真摯に向き合い、しかも環境に優しく、サステナブルな存在である“小さなクルマ”を通じて、すべての人に豊かなモビリティライフを提供し続けていきたいという思いを、ブース全体で表現すると予告した。
ワールドプレミアを飾る注目のコンセプトカーについては、未来のモビリティ社会における人や暮らしに寄り添う姿を、5つのカタチにして提案する。全体のクルマ造りの概念としては、「Purified Constructive Design」を公言。スタイリングを優先するのではなくクルマを構成するすべての部位に対してユーザーの使い勝手・機能性・拡張性といった目線でゼロから向き合い、そこから見えてきた1つひとつの要素を大事にし、建設的・構築的に積み上げた結果としてのデザインでユーザーの暮らしに寄り添うそれぞれのカタチを創出した。
まず、ライフステージに合わせてスタイルや楽しみ方を変えることができるサステナブルな軽乗用BEVの「me:MO(ミーモ)」。クルマをつくり方から変え、必要十分な機能で構築・モジュール化した内外装部品の構造により、意匠だけでなく車両形態の変更も可能にしたことで、ユーザーのライフステージや用途の変化に対応し、長く利用できるサステナブルなクルマに仕立てる。ボディサイズは全長2955×全幅1475mm×全高1590mm/ホイールベース1985mmに設定した。
次に、使いやすさなど働くクルマの原点を追求し、多様な働き方や用途に対応する未来の軽商用車の「UNIFORM Truck(ユニフォーム トラック)」と「UNIFORM Cargo(ユニフォーム カーゴ)」。働く人々に実直に寄り添う、働くクルマの原点を極めた軽BEVトラックおよびバンで、多様な働き方に応える無駄のないデザインによって働く人の誇りを高め、実用的な可能性を広げる。また、移動店舗など活躍の場を広げるBEVならではの外部給電機能や、UNIFORM Truckに積載する未来の「Nibako」、使いやすく、かつ清掃しやすいフラットで凹凸の少ないキャビンおよび荷室、着脱可能な内外装パーツの採用などにより、多様な働き方に加えて、多彩なプライベートシーンの活用にも対応させた。ボディサイズはUNIFORM Truckが全長3395×全幅1475mm×全高1885mm/ホイールベース1900mm、UNIFORM Cargoが全長3395×全幅1475mm×全高1920mm/ホイールベース2450mmに設定している。
4台めはオープンエアの心地よさを散歩に出かけるような手軽さで楽しめ、 日常にスローな価値を生み出す軽乗用BEVの「OSANPO(オサンポ)」。気持ちのいい風に吹かれながら、散歩気分で身近な自然をスローに楽しむ贅沢な1台で、BEVの特性である圧倒的な静粛性に加え、少し高めの車高がもたらす開放感で自然の中を爽快に歩いていけるような、ゆったりとした楽しさを提案する。ボディサイズは全長3395×全幅1475mm×全高1330mm/ホイールベース2440mmに設定した。
そして5台めが、コペンのDNAである風とともに走る喜びをいっそう進化させたオープンカーの「VISION COPEN(ビジョン コペン)」。初代コペンを彷彿させる普遍的なスタイルと、電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を継承しながら、FRレイアウトとCN燃料(エンジン排気量は1300cc)の活用を見据えた内燃機関の組み合わせにより、走る楽しさを極めた新たな小型オープンスポーツを提案する。ボディサイズは全長3835×全幅1695mm×全高1265mm/ホイールベース2415mmに設定した。
ダイハツではほかにも、コンセプトカーのイラストぬりえを用意してオリジナルカラーのコンセプトカーが描けるキッズコーナーや、キッザニア(KidZania)を通じてダイハツのエンジニアと一緒に本物エンジンを組み立てる「エンジン組立チャレンジ」などを展開する予定である。