世界中から100台を超えるフェラーリがイタリアのカンパニアに集結し、カプリ、アマルフィ海岸、さらには内陸部を巡る第8回目のフェラーリ・カヴァルケードが2019年6月24日に開催された。イベントの模様をここにご報告する。
カヴァルケードとは自動車の行列・パレードの意。フェラーリオーナーに対して特別なドライビング体験を提供する場となっており、魅力的なコースを走った参加者は、現代のフェラーリ・モデルに備わったパフォーマンスを存分に堪能することができる。
カプリ、アマルフィ海岸、さらには内陸部を巡るエクスクルーシブなツアー。
世界20ヵ国以上から集まった、200名以上のコレクターとファンがクルーを構成。その中には、ヨーロッパ、米国、中東からの大きなグループや、東アジア、ニュージーランド、オーストラリアから足を運んだ多数の参加者が含まれている。参加車両はFerrari Portofinoや488 Pista Pilotaといった最近のモデルから、Ferrari EnzoおよびLaFerrari Apertaなどの限定スペシャル・シリーズなどの限定スペシャル・シリーズまでが顔を揃えた。
ツアーをスタートさせると、そこにはカンパニアならではの、きわめて多彩な風景が待ち受けていた。
参加者らは各自のフェラーリを運転し、アマルフィ海岸のほか、パルテニオ州立公園からヴェスヴィオ山のスロープ群に至るカンパニアの内陸部を巡り、そこに広がる唯一無二の景色を満喫した。
情熱的な、特別なドライビング・エクスペリエンスがもたらされる
ツアーがスタートしたのは6月18日の火曜日。都市のベネヴェントを訪れた際にはコルソ・ガルバルディでフェラーリの各モデルが称賛を浴びた。
次の日、各車両はサレルノのウォーターフロントでそれぞれの姿を披露すると、アマルフィ海岸のヘアピンカーブを抜けてソレントに向かう。
風光明媚な道路を疾走する
6月20日、カゼルタ宮殿とナポリの中心地に姿を見せたカヴァルケードは、プレビシート広場に立ち寄る。そして4日目と最終日、ツアーは湾を彩る一つの宝石と化し、カプリからアナカプリに向けて車列を進めた。
驚きに満ちたこの旅
カヴァルケードの特別なプログラムと豪華なショーは、フェラーリ・オーナーだけのものではなく、現地の人々や旅行者のためのものでもある。
大勢に見守られながらイベントが幕を下ろす
フェラーリのイベントは大成功した。そして、世界で最も有名なこの自動車メーカーを、イタリアン・ビューティーを象徴するようなロケーションと結びつけるのもこのイベントの役割でもある。