2023年11月3日、2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤー(以下、COTY)のイヤーカーを筆頭とした各賞の選考対象となる【10ベストカー】が60名の選考委員による投票で選出された。
本誌で健筆を振るう2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員が選出した10モデルカーを紹介しよう。また、ジャーナリストたちがどのようなポイントを選出理由にしているのかもワンポイントコメントで紹介する。
COTYの選考は11月22日に袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催される10ベストカー取材会にて選考委員たちによる最終確認の場を経て、12月7日(木)に都内で行われる最終選考会に向けて投票が行われる。ライブ中継のもようはこちらからご覧いただけます。
安東弘樹
トヨタ・プリウス、日産セレナ、ホンダZR-V、アバルト500e、BMW・M2、BMW・X1、BMW・XM、BYDドルフィン、メルセデス・ベンツEQS・EQS、プジョー408
【選出理由】運転が楽しく安全で、所有してワクワクするクルマ。そして自分の運転にリアルに反応してくれるか、が大切な選考基準(詳しくは本誌2024年1月号に掲載の連載コラムでお読みください)
岡本幸一郎
クロストレック、アルファード/ヴェルファイア、プリウス、セレナ、ZR-V、デリカミニ、トナーレ、X1、グレカーレ、ID.4
【選出理由】本賞や部門賞の候補として相応しいクルマはもちろん、のちのち「2023年」を振り返ったときに思い出しそうな印象的だったクルマを価格を問わず選びました。
大谷達也
クロストレック、レヴォーグ・レイバック、アルファード/ヴェルファイア、N-BOX、ZR-V、デリカミニ、X1、レンジローバースポーツ、グレカーレ、408
【選出理由】ハードウェアがしっかり作り込まれていて、1台のクルマとしてまとまりのいい製品を選びました。あとは日本のCOTYなので日本車優先としています。
河村康彦
クロストレック、アルファード/ヴェルファイア、セレナ、ZR-V、トナーレ、X1、ドルフィン、グレカーレ、GLC、408
【選出理由】プラグイン・モデルが増し価格が上昇するなどクルマ選びがいよいよ難しくなった昨今。そうした中今回重視したのは「日本での使い勝手に優れるか」だ
菰田潔
アルファード/ヴェルファイア、プリウス、セレナ、ZRーV、デリカミニ、500e、M2、X1、グレカーレ、ID.4
【選出理由】そもそも運転が好きでこの仕事をしています。どんなジャンルでもドライバーがハンドル、アクセル、ブレーキを正確に操れるクルマを選びました。
竹岡圭
クロストレック、アルファード/ヴェルファイア、プリウス、セレナ、デリカミニ、500e、X1、ドルフィン、グレカーレ、カングー
【選出理由】見た目でピピッと来たからこそ乗ってみたいと思い、思い通りに操れるからこそワクワクする。お付き合いして楽しいな~と思えるクルマを選んでいます。
西川淳
アルファード/ヴェルファイア、プリウス、500e、M2、X1、XM、レンジローバースポーツ、グレカーレ、EQS・SUV、408
【選出理由】「コンセプトの実現度」・「ユーザーに提供する価値」・「ブランドとしての哲学」という三つ観点から順位を付け、ごくシンプルに上から10台を選んだ。
山本シンヤ
クロストレック、アルファード/ヴェルファイア、プリウス、セレナ、ZR=V、RZ、500e、X1、グレカーレ、カングー
【選出理由】ハードの良し悪しだけでなく、「運転したい」、「もう一度乗りたい」と思わせる感覚も重要視。感情的にならず、でも理性的でもない判断が、この10台です。