2024年3月29 日、都内の電動カートサーキットである東京・お台場にあるシティサーキット東京ベイ(東京都江東区)で行われたFIA主催イベント「FIA ガールズ・オン・トラック」のシークレットゲストとしてF1ドライバーの角田裕毅選手(RB)が登場、悪天候の中で集まった30名以上の10代から20代の女性ゲストたちやKYOJO CUPで活躍する女性ドライバーの前で、フォーミュラE東京E-Prix公式シミュレータをドライブして観衆を沸かせた。
来場者からの質問コーナーで将来一緒に走りたいドライバーはだれかと問われ、過去2年でのピエール・ガスリーとの時間に触れつつ、応えとしてはマックス・フェルスタッペンが挙げられた。
「一番速いドライバーであるのは間違いない。けれど、僕が完全に負けているとは思っていない。彼の強みはちょっとした雨だったり天候の変化など、状況の変化に誰よりも早く適応するところだと思う。そんなときにコンスタントにラップを刻めるというのはなかなか簡単なことではない。そこで実際に差をみることができれば、どこに違いがあるのかを実際に知ることができることで、今後のさらなるステップアップにもつながると思う。」
トークセッションの後、デモンストレーションとしてフォーミュラE公式シミュレータを初体験した角田裕毅選手。やや戸惑いはみせつつも、早々に乗りこなしているところをみるとさすがはF1ドライバーだ。
イベント後のFIAメディア・クルーとのインタビューでは「(ドライブ自体は)簡単ではありませんでした。かなりデコボコしていて、アップダウンも多く、うまくトラックの先を見ることができませんでした。でも、ある種の新しい経験を間違いなく楽しみました。きっと(このカテゴリーも)これからどんどん良くなっていくんだと感じました」と語っていた。
角田裕毅自身が発起人となり、メーカーの垣根を超えて親しい国内トップドライバーの小高一斗、大湯都史樹、阪口晴南、山下健太、福住仁嶺、太田格之進、牧野任祐らが集い、カートで真剣勝負する『角田裕毅プレゼンツ カートウォリアーズ』が、日本GP開催後の4月9日(火)に同じシティサーキット東京ベイで開催されることが決まっている。また、このイベントの模様はJ SPORTSが独占放送/配信される予定。イベント当日は無料観戦できるので、本人のXでもポストされているが、是非会場に足を運んでほしいとのこと。
最後にこのイベントにあたって、本人の想いを聞くことができた。
「少しでもカート業界をはじめとしたモータースポーツを活気づけたいと思いました。友達とレンタルカートで遊んでいるときに、プライベートなのでそこにはルールがないのですが、それこそガチガチのバトルができて楽しめたんです。昔はカート場といえば、遠くにいかなければなかなか体験できなかったですよね。でもこうやって都内でも遊べるところができて、レンタルカートは気軽にできることでもあるので、そこで運転の楽しさを身近に感じられるのもあって、少しでもモータースポーツに興味をもってもらえたらうれしいです。」
■開催場所
シティサーキット東京ベイ ※観覧は無料
場所:〒135-0064 東京都江東区青海1丁目3-12(ゆりかもめ「青海」直結、りんかい線「東京テレポート駅」徒歩2分)
公式サイト:https://city-circuit.com/
■放送/配信概要
【予選】4月9日(火)午後6:00〜≪LIVE≫ JSPORTSオンデマンド限定
【決勝】4月9日(火)午後7:00〜≪LIVE≫ JSPORTS 2/J SPORTSオンデマンド
<出演者>MC:ピエール北川 レポーター:竹内紫麻
※放送/配信時間は変更となる可能性がございます。
※参戦選手、出演者は変更となる可能性がございます。
番組情報ページ:https://jod.jsports.co.jp/p/motor/motor_others/99829-L