いすゞ自動車の純正アクセサリーおよびサービスパーツの開発・販売を担ういすゞA&Sが東京オートサロン2025において、オートマチックトランスミッション限定の普通自動車運転免許で運転できる「エルフミオ」をベースとした、スタイリッシュな「エルフミオADVANCED CONCEPT」、クロスオーバー志向の「エルフミオCROSS CONCEPT」、キャンピングカー専用シャシー「Travio」を使ったタフな印象のキャンピングカー「Travio EXPEDITION STRIKER CUSTOMIZE CONCEPT」を披露
いすゞ自動車の純正アクセサリーおよびサービスパーツの開発・販売を手がけるグループ企業のいすゞA&Sは2025年1月10日、東京オートサロン2025において「エルフミオ(ELFmio)」をベースとした、“仕事”と“遊び”がより楽しめる3台のカスタマイズカーを公開した。
まず1台目は、「エルフミオADVANCED CONCEPT(アドバンスド コンセプト)」。ベース車はエルフミオ SGグレード シングルキャブ バンボディで、近未来感漂うエアロダイナミックなスタイリングがドライバーに誇りを与えるスタイリッシュコンセプトを標榜する。コンセプトカーでありながらも実現性を意識したパーツ、具体的にはエアディフレクターや前後エアロバンパー、サイドアンダーパネル、コーナーパネルカバー、ホイールカバーなどで構成され、低重心とソリッドな質感によってスポーツテイストを演出。また、アイコニックなシグネチャーイルミを配して、これからのトラックの可能性を感じさせるようにアレンジした。一方で内装には、ラメ入りのインテリアパネルやシボレザー調&スエード調表皮のシートカバーを配備。死角になりやすいボディ両サイドを広範囲で映し出すデジタルサイドミラーのモニターも組み込んでいた。
2台目は、「エルフミオCROSS CONCEPT(クロス コンセプト)」。エルフミオ SEカスタム シングルキャブ 平ボディをベースに、機能を犠牲にせずスマートに仕立て、仕事に、遊びにとことん使えるクロスオーバーコンセプトを表現する。ラギッドテイストのエクステリアには、ラプター塗装のフロントグリル&バンパーとフェンダーパネルカバー&サイドアンダープロテクター、ルーフキャリア&ユーティリティバスケット、シリコン製ガードを配したワークライト、エビ管マフラーカッターなどを装備。また、スチールフロアの荷台は多様な使い勝手を連想させるスペースに仕上げられ、ベースフレームに多数のサービスホールを配するユーティリティサイドパネルを組み込む。展示車ではサイドタープやシャワーなど、アウトドアでの利便性を高めるアイテムを装備していた。内装については、外装カラーと同系色のインテリアパネルやシートエプロン、ダッシュボードマットなどを装着。さらに、キャブバックにはストレージパネルを配している。
そして3台目は、「Travio EXPEDITION STRIKER CUSTOMIZE CONCEPT(トラヴィオ エクスペディション・ストライカー カスタマイズコンセプト)」。普通免許で運転できるキャンピングカー専用シャシー「Travio」に日本特種ボディー社(NTB)が架装した多目的キャンピングカー「EXPEDITION STRIKER」をベースに、そのフォルムをさらに象徴的に引き立て、よりタフな印象を演出するパーツ、具体的にはピアノブラック塗装のランプカバーや艶消しブラック塗装のフェンダーパネルカバー/サイドアンダープロテクター/ホイールなどを装着する。シェル自体は高強度で軽量なオールアルミ製で、キャブ上にはバンクベッドを配備。また、ダイネットのテーブルを下げて設置するフロアベッドや、ガラス蓋付きシンク/電子レンジ/冷蔵庫などを備えたキッチン、電動格納ドアステップを配したリアエントランスなどを採用した。足もとには、トーヨータイヤとコラボして開発した、リバーシブルサイドデザインによって快適な移動空間と個性を両立させるコンセプトタイヤ「DELVEX M135 TV(サイズは185/75R15 106/104N)」を装着している。