1月31日〜2月3日の4日間、千葉県の幕張メッセでジャパンキャンピングカーショー2025が開催された。4日間で4万7000人以上の来場者を数えた。
キャンピングカーはミニバンを改装したタイプや、トラックやバン、SUVを改装したモデルなどさまざまな形態がある。
キャンピングカーとしての快適性、利便性を追求したモデルは、快適なキャンプ生活が楽しめる。外部電力を利用できるタイプや蓄電池を備えたモデルなら、一時的なシェルターとしても利用できる。実際、日本RV協会は、総務省と「災害時におけるキャンピングカーの提供に関する協定」を締結(2024年11月)するなど、キャンピングカーの利用が広がる活動を行っている。
ミニバンのキャビンを改装してフラットなベッドとして利用できるタイプのキャンピングカーは、車内にキッチンなどの装備は省いているモデルが多い。車中泊を楽しむ、キャンプ場でも車内の冷房を利用して快適に休みたいなどの用途に向いたタイプといえる。
ミニバンのルーフをポップアップ式に改装して、就寝スペースを確保するタイプや、SUVのルーフにテントを設営してベッドが配置できるようにするタイプもある。
軽自動車のキャンパーも増えている。ホンダN-VANやスズキ・スペーシア・ベースなど、4ナンバー登録のモデルならではの荷室スペースの利便性を有効活用するモデルである。
会場には高性能ナビ、ストラーダ・シリーズを展開するパナソニック・ブランドがブースを構えていた。ストラーダは自宅に保管している動画データに車内からアクセスして視聴できる機能を持ったモデルがあり、こうした機能がキャンパーに受けているという。
車内に設置する蓄電池の展示も注目を集めていた。蓄電池を用意することで、エンジンをかけずに空調が使えるようになる。キャンプは自然の中でも、リビングと同様の快適性が求められていることがわかる。
キャンピングカーショーは、各地で盛んに開催されている。ぜひ近くで開催されているショー会場に足を運んで、キャンピングカーの多彩な魅力に触れてほしい。