チンクエチェント博物館(愛知県名古屋市)は、モータージャーナリスト西川淳さんがプロデュースしたコンセプトモデル、ブラックマウスを発表した。
西川さんのアイデアを元に作成されたビスポーク車(1973年式Rタイプがベース)。
「西川さんのこだわりで、インテリアにはかなりお金をかけました」とチンクエチェント博物館がコメントしているとおり、ドアパネルには西陣織、シートは黒桟革(戦国時代には甲冑に使われるほど高い強度と美しい輝きを持つ)を使うなど高い格式とオリジナリティにあふれている。
博物館によれば、「ブラックマウスの価格は660万円です。同じ仕様で制作することも可能ですし、このモデルをベースにさらに手を加える作業にも対応いたします」と語っている。
チンクエチェント博物館がビスポーク提案モデル第一弾として西川淳氏プロデュースのコンセプトモデル「ブラックマウス」を発表。
「チンクエチェント」の愛称で親しまれるFIAT 500を所蔵・展示する チンクエチェント博物館(愛知県名古屋市)では、 旧いFIAT 500をベースに、 外装・内装に至るまでオーナー自身のイメージを表現できるビスポークを開始しました。
チンクエチェント博物館のビスポークは、 旧いFIAT 500に想いや美意識を詰め込んで自分だけの1台をつくり上げる、 そんな特別な悦びを叶えます。
「コンセプトモデル」は、 自動車ライターの西川淳氏をプロデューサーに起用。 イタリアの大衆車であるFIAT 500に、 西陣織や漆芸といった日本の伝統工芸を用いてビスポークを行い、 オーナーの個性を表現するモデルです。
●スーパーカーにも造詣が深く、クルマ趣味を追求し続ける西川淳氏がプロデュースしたビスポーク車両です。
●車両のカスタムは、西川氏のアイデアをもとにヴィンテージカーのレストアを多く手掛けるスタークラフトが担当しました。
●内装のしつらえは、日本の伝統工芸を軸にラグジュアリーなカーライフ文化を提案するKiwakotoが手掛けました。
●「ブラックマウス」と同じ仕様のオーダーも可能。また、それをベースにして自身でアレンジを加えた仕様を製作することも可能です。
●チンクエチェント博物館のビスポーク車両には「博物館モデル」もあります。 このモデルは、当博物館とさまざまな業界で活躍する方とコラボしてつくり上げるモデルです。