F1 2020シーズン、Hondaパワーユニット搭載 F1新型マシンのテストがスタート

 2020年シーズンのFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)開幕に向け、新型マシンの合同テストが2月19日よりスペイン・バルセロナでスタートした。
2.jpg▲RB16

 Hondaのパワーユニット(PU)を搭載して今シーズンのF1に挑むのは、昨年Red Bull Toro Rosso Honda(レッドブル・トロロッソ・ホンダ)として参戦し、今年から名称を変更するScuderia AlphaTauri Honda(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)と、Aston Martin Red Bull Racing(アストンマーティン・レッドブル・レーシング)の2チーム・計4台。Hondaは、約2カ月という短いオフシーズンの期間中、さらなる競争力の向上を目指してそれぞれのチームとともに懸命な準備を進めてきた。

 2月19日~21日、2月26日~28日の計6日間にわたって行われるテストの状況については、Honda F1公式サイト(https://ja.hondaracingf1.com/)にて随時更新していく予定だ。F1の2020年シーズンは3月13日(金)、オーストラリアGPで開幕となる。

1.jpg▲AT01

■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ チーム代表 フランツ・トスト氏のコメント
「新生アルファタウリとしてのデビューイヤーとなる今シーズンは、Hondaと迎える3年目のシーズンでもあります。2017年にHondaと初めてのミーティングを持ったときから、我々の関係性は素晴らしいものでした。互いを信頼し、リスペクトするその姿勢は、年を経るごとに強固なものになっていると感じています。チームとして過去10年間で最高の成績となった昨シーズンにおいて、Hondaがもたらしてくれた信頼性とパフォーマンスは、成績向上のための重要なファクターになりました。このスポーツでは継続性が非常に大きな意味を持ちますので、パートナーシップ3年目となる今年は、Hondaとともにさらなる前進を果たすことができると考えています」

3.jpg▲ドライバー体制

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング チーム代表 クリスティアン・ホーナー氏のコメント
「パートナーシップの1年目となった昨年、Hondaはシーズンを通してコンスタントにPUの改善を続け、そのパフォーマンスをどんどん力強いものにしていきました。2年目のシーズンへ向けたオフシーズン中の彼らの仕事ぶりは非常に印象的で、(今年のマシンである)RB16に合わせたPUを搭載するプロセスは、昨年よりもさらにスムーズなものになりました。その精巧さは芸術品といっても過言ではありません。フェルスタッペンとアルボンの両ドライバーは非常に高いモチベーションでシーズンに臨んでいますし、2019年をポジティブな形で終えたことにより、チームの中でも新シーズンへの期待感が高まっています。Hondaは我々と同じく情熱的なレースチームですので、一緒にいい成績を残したときには彼らの中にあるレース屋としてのプライドを感じることができます。私たちはともに同じゴールを描いていますので、その目標に向けてメルセデスとフェラーリに対してどれだけチャレンジしていくことができるのか、非常に楽しみにしています」

4.jpg▲ドライバー体制

■本田技研工業株式会社 ブランド・コミュニケーション本部長 森山克英のコメント
「今年もF1のプレシーズンテストが始まります。昨年、2年目となったスクーデリア・トロロッソとは、チームの歴史上初となる1シーズン2度の表彰台を獲得。また、レッドブル・レーシングとのパートナーシップ初年度となった昨年は、シーズンを通じてお互いのパフォーマンスを高め合うことで、フェルスタッペン選手が3勝、Hondaとしても2006年以来の勝利を挙げるなど、初年度から大きな躍進を遂げることができました。2チーム4台体制で初めてシリーズを戦いましたが、トップチームとの差を改めて実感した一年でもありました。今年も、トロロッソから名を改めたアルファタウリとレッドブルの2チーム4台体制で戦います。両チームとともにシーズン序盤から昨年を上回る競争力を発揮し、さらなる高みを目指していける一年とするために、まずは今回のテストでしっかりと走り込み、多くのデータを収集することが重要になります。ここから開幕戦に向けた準備の総仕上げを急ピッチで進め、いつも応援してくださるファンの皆様と、昨年以上の興奮と歓喜を共に味わえるシーズンにしたいと思っておりますので、引き続きご声援をよろしくお願いいたします」

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