タナック選手が優勝
▲2019年に初開催されたラリー・チリ グラベルに渡河と厳しいコースだ
世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・チリ(総走行距離1245・68㎞、SS16カ所、304・81㎞)は5月10~12日にチリ中南部のコンセプシオン近郊で行われ、トヨタのO・タナック選手が優勝した。2位はS・オジェ選手(シトロエン)、3位はS・ローブ選手(ヒュンダイ)だった。なお、チリはWRC初開催のグラベルラリーである。 第5戦ラリー・アルゼンチーナ(4月25〜28日、優勝はヒュンダイのT・ヌービル選手)とのリンクド・ラリーとなった第6戦は、アルゼンチンの最終SSを走行した状態のマシンで出場する必要があった。2戦分を想定してパーツなどを準備するタフなラウンドだ。 「ラリー・チリで最初のウイナーになり、うれしく思う」とタナック選手はコメントし、今季2勝目を喜んだ。第6戦終了時点でタナック選手はドライバーズポイントを112点に伸ばし、トップのオジェ選手と10点差の2位につけている。トヨタ・チームは149点で、トップのヒュンダイと29点差の2位。