IPSはアマチュアドライバーとプロのレーサーがペアを組み、1台のマシンを共有して戦う。アマチュアドライバー(ジェントルマンクラス)はプロから運転テクニックのアドバイスを受け、ドライビングスキルを高めていく。アマチュアは自身のレースで最高のパフォーマンスを追求しつつ、プロにマシンを引き継がなくてはならない。
今年の第1戦ジェントルマンクラスは、大蔵峰樹選手が優勝。ウエットコンディションでセーフティカーの先導でレースがスタート。ポールポジションの永井秀貴選手がレースをリードしたが、10周目にスピン。ここでトップにたった大蔵選手が、そのままゴールした。12周のレースだったが、規定時間の25分に到達したため11周でレースが成立した。
第2戦は永井秀貴選手が勝利を収めた。プロレースは第1戦、第2戦ともに野尻智紀選手が優勝した。
IPSと同日開催のKYOJOカップは、三浦愛選手(2020年シリーズチャンピオン)が優勝。予選10番手からのスタートだったが、ウエットコンディションの決勝レースは1周目を終えるタイミングで2位まで順位をアップ。トップを走っていた翁長実希選手のスピンもあり、三浦選手が勝利を手にした。
IPSは、サーキットを訪れた女性やキッズたちのためのイベントを多数用意している。レディースブースではネイルやボディジュエリー、アクセサリーの販売などが行われた。キッズたちにはインタープロト参戦マシンをモチーフにしたペダルカー、インタープロト・キッズの走行イベントを開催。富士スピードウェイのホームストレートで競走を楽しんだ。