KYOJO CUPを戦う【VITA-01でサーキットを走りたい】男性ドライバーのために耳寄り情報

VITA-01で戦うアマチュアレースに注目

 KYOJO CUPは「競争女子」をテーマのひとつとして、富士スピードウェイを舞台に出場者を女性に限定して開催しているワンメイクレース。トヨタ・ヴィッツのエンジンに軽量ボディを組み合わせたレーシングカーは、迫力のドッグファイトを展開する人気シリーズ。

 KYOJO CUPを戦っているマシンに乗ってみたいな、と思う男性ドライバーも多いのではないだろうか。しかし、女性限定レースでは……思うのは早計。KYOJO CUPのワンメイクマシン「VITA-01」はVITA CLUB(株)が製造・販売しているマシン。
2009年に鈴鹿で誕生し、鈴鹿サーキットでレースがスタート。

 VITA CLUB(株)がサーキットと企画をしたVITAレースはすでに14年ほどの実績がある。

VITA-01を使ったVITAレースは全国各地で開催。多くのアマチュアが参戦

・十勝サーキット=北海道クラブマンカップレース「VITA-01北海道シリーズ」、十勝3h耐久レース
・モビリティリゾートもてぎ=「もてぎチャンピオンカップ」、「VITA トロフィレース」
・筑波サーキット=「VITAトロフィレース」
・袖ヶ浦サーキット=「VITA トロフィレース」
・富士スピードウェイ=FCR―VITA
・鈴鹿サーキット=鈴鹿クラブマンレース「VITA」
・岡山インターナショナルサーキット=チャレンジカップレース「WEST VITA」
・AUTO POLIS=ゴールドカップレース「VITA」、マジ耐

 このように、国内の主要サーキットでVITAレースが開催されている状況がわかる。

 また、2023年から『MEC120』耐久シリーズがスタートした。VITA-01を使っての耐久レースは、オートポリスで開催されるKYUSHU Magical ENDURANCE GAME(マジ耐、5時間)と十勝サーキットが舞台の3時間耐久レースがある。MEC120は鈴鹿、富士、岡山、もてぎの4コースを転戦してシリーズチャンピオンを競う新しい大会だ。

 MEC120はv.GranzとVITA-01が混走する120分の耐久レース。120分間を3名までの選手で走り、途中ドライバーチェンジと給油を行うことが義務付けられている。なお、v.Granzはアマチュアドライバー用に開発された専用マシンで、エンジンは2リッター。1.5リッターのVITA-01よりも速いので、VITA-01のドライバーにとっては「上手に抜かれながら走る」テクニックが必要になる。走行ラインを譲ってもタイムを落とさないように走るには、高いドライビングスキルが求められる。

 なおMEC120耐久シリーズのVITAクラスは、プロとアマチュアが組むPro-Amaと、アマチュアだけでチームを編成するAma-Amaクラスに分かれている。

 この耐久レースは、鈴鹿と富士ですでに開催され、11月に岡山、12月にもてぎでの開催が予定されている。年間4戦を戦ってシリーズチャンピオンに輝くと各クラスごとに賞金100万円、2位60万円、3位40万円が待っている。すでには開催された鈴鹿は47台富士の大会は50台を超える参加台数だった。

 チームを編成して、MEC120に出場する計画を立ててみてはいかが?

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