インタープロトシリーズに出場するプロのレーシングドライバーの集合写真を紹介しよう。2023年のシーズン開幕に合わせて撮影されたカットである。モータースポーツ・ファンなら、一流ドライバーが勢揃いしていることがすぐにわかるはずだ。
写真左から(インタープロトシリーズ以外の主な参戦カテゴリー/スーパーフォーミュラ=SF、スーパーGT=SGT)
阪口晴南選手(SF、SGT)
野尻智紀選手(SF、SGT)
大滝拓也(SGT、F4)選手
ロニー・クインタレッリ選手(SGT)
ジュリアーノ・アレジ選手(SF、SGT)
小高一斗選手(SF、SGT)
福住仁嶺選手(SF、SGT)
山下健太選手(SF、SGT)
宮田莉朋選手(SF、SGT)
国本雄資選手(SF、SGT)
佐々木大樹選手(SF、SGT)
中山雄一選手(SGT)
2021年、22年のスーパーフォーミュラ王者の野尻智紀選手をはじめ、国内のトップカテゴリーに参戦しているドライバーばかりである。
インタープロトシリーズはジェントルマンドライバー(アマチュア)とプロのレーシングドライバーが1台のマシンを共有して戦うスタイルをとっている。ジェントルマンドライバーはプロドライバーにマシンを万全の状態で引き継いでいけるようにしなければならないし、プロはジェントルマンにマシンを万全の状態で渡す必要がある。
1000分の1秒を競うレースの世界なのだから、マシンが多少接触するのは仕方がない……というわけにはいかないのが、このシリーズだ。マシンの接触など、レーシングアクシデントは避けられないものもあるが、ドライバーの配慮で避けられるケースもある。インタープロトシリーズは、マシンの共有を通じてアクシデントの発生を避ける仕組みが取り入れられているといっていい。
プロのドライバーは、ジェントルマンドライバーにレーシングテクニックやマシンのセットアップ方法などをレクチャーし、これを糧にジェントルマンはスキルを高めていく。そしてプロのレーサーは、自身が身につけたドライビングテクニックをわかりやすく説明する技術に磨きをかけていくことになる。
インタープロトシリーズ第4大会は11月25〜26日、富士スピードウェイで開催される。V6エンジンの轟音が楽しめる戦いを堪能してみてはいかがだろうか。