ブリヂストンがフォーミュラE参戦を決めた、企業コミットメント「E8」とは?

ブリヂストンがフォーミュラEのタイヤサプライヤーに決定。参戦は2026-2027年シーズンから

ブリヂストンは2026-2027シーズンから4年間にわたってフォーミュラEに単独サプライヤーとしてタイヤを供給。心を動かすモビリティ体験を提供するコミットメントに沿った企業活動である

 ブリヂストンが世界のフォーミュラ・シリーズに挑戦する。2023年12月7日、ブリヂストンは2026-2027シーズンからフォーミュラEの単独タイヤサプライヤーに選定されたことを発表した。発表によれば、2026-2027シーズンから2029-2030シーズンまでの4年間にわたってタイヤを供給する。

 フォーミュラEは日産やマセラティ、マクラーレン、ジャガーなど多くのメーカーが参戦し、世界各地で大会を開催している。2024年3月30日には初めての日本大会(東京の市街地コース)が予定されている。ジャパンモビリティショー2023の会場付近に設定されるコースでのイベントは、多くのファンで賑わうだろう。

 ブリヂストンは2023年にモータースポーツ活動60周年を迎えた。そのアニバーサリーに世界選手権シリーズに参戦が決定したしたことを「新たな挑戦に臨めることを大変嬉しく思います。極限への挑戦はタイヤメーカーとしての原点であり、プレミアムタイヤビジネスをグローバルに展開する基盤になっています」とブリヂストンの石橋秀一代表執行役(グローバルCEO)はコメントしている。

 ブリヂストンは2022年3月に2030年を見据えた企業コミットメント“ブリヂストンE8コミットメント”を発表している。エナジー、エコロジー、エモーションなど、英語のEで始まる8種類のキーワードをコミットメントとして掲げ、お客様とともに持続可能な社会を支えていく方針を掲げた。フォーミュラEにタイヤサプライヤーとして参加することは、「サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツ活動を通じて、E8の中のエモーション=心を動かすモビリティ体験を支える」コミットメントに通じるとブリヂストンは説明している。

 ブリヂストンは2027年までのF1シリーズに対するタイヤサプライヤーにも参加を表明していたが、こちらはピレリの継続採用が決まった。ブリヂストンは1997年から14シーズンにわたってF1にタイヤを供給した実績を持つ。

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