N-ONE OWNER'Sカップ、GR86&BRZカップ、ロードスター・パーティレースの年間カレンダーを紹介する。
N-ONE、GR86&BRZの2シリーズは、北海道・十勝サーキットから、九州・オートポリスまで全国で開催している。スケジュールの都合や遠征費用の兼ね合いで、自宅から近いエリアに限定して参戦するチーム/ドライバーは多い。
GR86&BRZカップは6月13日の時点で、「クラブマンシリーズの指定銘柄タイヤ変更」の案内があった。ダンロップのディレッツァZⅢカップの品番が357166に替わり、新銘柄で「グリップ感、トラクション感の向上が見込まれ」るとメーカーは説明している。シーズン途中での銘柄変更が、選手やチームにどのような影響を及ぼすのかも見どころである。
ロードスター・パーティレースの場合は、先の2シリーズと同様に北海道から九州まで転戦するジャパンツアー・シリーズを設定するとともに、スポーツランドSUGO、筑波サーキット、岡山国際サーキットだけで開催するエリアシリーズを開催している点が特徴だ。エリアシリーズの1戦はジャパンツアー・シリーズを同時開催となる。
マツダファン・エンデュランスは、予選20分・決勝150分を無給油で戦う燃費耐久レース。ドライバー編成は最大4名、ドライバー1名での参加も可能だ。決勝レース中に3回のピットイン(50分ごとに1回)が義務付けられている。
特別戦の富士スピードウェイ大会は、決勝レースが3時間に延長される。マツダ・ファン・フェスタ2024の中での開催で、大きな盛り上がりが期待できる。
マツ耐に参戦するドライバーは、A級ライセンスを所持していなくてもOK。ドライバーの健康に配慮して、主催者が「最高気温が30度以上になると判断した場合は、エアコンの利用が義務付けられる」というレギュレーションがある。競技中にドライバーやピットクルーが体調不良を起こした場合やエアコンが十分に機能していないと判断されると、「5周減算もしくは失格」という決まりもある。