「チーム三菱ラリーアート」が万全の体制で「アジアクロスカントリーラリー2024」王座奪還に挑戦！

「チーム三菱ラリーアート」は４台のトライトンで、アジアクロスカントリーラリー2024（8月11〜17日）の王座奪還に挑戦。総監督の増岡浩氏は「トライトンはかつてダカール・ラリーを制したパジェロのノウハウを活用して戦闘力をアップ。２年ぶりの総合優勝を狙う」と自信たっぷり

トライトンの４台体制で参戦。マシンはリアサスペンションを大改良

「チーム三菱ラリーアート」は、2024年8月7日「アジアクロスカントリーラリー2024（AXCR）」に4台体制のトライトンで参戦し2年ぶりの王座奪還を目出す」と発表した。
　AXCR2024は、8月11〜17日の日程でタイ南部〜中部で開催。4輪車部門46台、２輪部門19台、サイドカー部門2台の合計67台が出場する。アジア最大級のラリーイベント。8月11日にタイ南部の都市スラタニエリア中心部の時計台でセレモニあるスポーツを実施し、翌12日の第1レグから本格競技がスタート。17日のレグ6まで熱戦を繰り広げる。

　チーム三菱ラリーアートは、6月下旬にタイのオフロードコースで800kmに及ぶ耐久試験を実施。進化した動力性能、操縦性と走破性に手応えを感じるとともに、大幅改良したリアサスペンションの課題を洗い出した。開幕5日前の６日には、タイのテストコースでシェイクダウン行い。万全の体制でラリーに挑む。

　ダカール・ラリーの優勝経験をもつ総監督の増岡浩氏は「今回のトライトンは、動力性能の向上やワイドトレッド化に加え、かつてダカール・ラリーを制したパジェロのノウハウを活用。リアサスペンションを大幅に改良した結果、100㎞／hを大幅に超える高速ステージでも、アクセル全開で駆け抜けることができるようになりました。従来からの強みである極悪路での走破性にも磨きをかけており、狙いどおりに仕上がっています。チーム体制を3台から4台に強化。2年ぶりの総合優勝を狙うとともに、過酷なモータースポーツの現場での経験をクルマづくりに活かす、という三菱らしい伝統を継承していきたい」と自信を語った。

　今回はメインマシンのトライトンだけでなく6台のサポートカーにも注目。サポートカーはデリカD:5、アウトランダーPHEV、デリカミニを投入。それぞれに悪路に対応したリファインを行うとともに、WORK製のアルミ、横浜ゴムのマッド性能に優れるオフロードタイヤ、GEOLANDERを装着。ラリー全工程をサポートできる仕様としている。トライトンと同様のエネルギッシュなレッドを基調とし、巻き上がる土埃をデジタライズしたグラフィックや強固な岩盤をイメージしたガンメタリックのアクセントが凛々しい。
　三菱自動車ではAXCRスペシャルサイトを開設し、11日の大会初日から17日の最終レグまでデイリーレポートを配信予定。こちらにも要注目。全力で応援しよう！