マツダ・ファン2万3000人が富士スピードウェイで至福の時を満喫

マツダ・ファン2万3000人が富士スピードウェイで至福の時を満喫

 2024年10月19日(土)〜20日(日)の2日間にわたり、静岡県の富士スピードウェイでマツダファンフェスタ2024at富士スピードウェイが開催された。 

 このイベントを2日間取材してみて筆者が感じたことは、来場者がとても多いということ。公式発表によると、この2日間でトータル2万3000人(土曜:1万3500人、日曜:9500人)が集まったという。これが無料イベントならまあ納得なのだが、入場料が有料(当日券で一人3000円)なのにもかかわらずこれだけ観客が集まるのだから驚いた。

 しかし、広い富士スピードウェイを歩き回ってみると、その理由が少しずつわかってきた。とにかく場内の各所でさまざまなコンテンツが行われており、まったく飽きることがないのだ。

 まずサーキットコースでは、ロードスター・パーティレースⅢやマツ耐・マツチャレなどの耐久レースが行われており、レース観戦が好きな人はグランドスタンドや各コーナーで、自由に応援できる。

 レースの合間には、ル・マン優勝車のマツダ787Bを筆頭に、マツダの新旧レーシングカーがデモ走行を披露してくれる。その音を聞いているだけでもワクワクしてくるのだ。

 一方、ピット上に設置されたステージでは、Mr.ル・マンこと寺田陽次郎氏のトークショーや、全盲のロックギタリスト、田川ヒロアキ氏のスペシャルライブなどが行なわれた。

 これだけにとどまらない。サーキットの各所では、マツダ車の体験試乗会やドライビングアカデミーなど大人向けのアクティビティに加えて、ペーパークラフト作りなどキッズを対象にした体験型コンテンツがあちこちで同時に並行して行われている。マツダのファンでなくても、誰もがクルマを身近に感じられるイベントが満載だった。

 そして土日両日の最後に待ち構えていたのは、マツダ車パレードラン。レーシングコースを500台のマツダ車が走る姿はまさに圧巻のひと言。

 有料でも満足度の高いイベントだからこそ、ファンとファン予備軍を集める力があるのだと実感させられた。

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