ホンダは9月26日、東京モーターショー2019の出展概要を発表した。展示コンセプトは「自分を、もっともっと連れ出すんだ」。ホンダ製品を通して感じる「生活の可能性が拡がる喜び」を、4輪車をはじめとする多彩な企画展示で紹介し、来場者が「Hondaと創る、一歩先の暮らし」を体感できるブース内容となっている。
▲ホンダのTMS2019における展示コンセプトは「自分を、もっともっと連れ出すんだ」
注目の4輪車の展示車両は、ワールドプレミアとなる新型フィットを筆頭に、ジャパンプレミアの新型アコード、そしてEV専用車のホンダeを公開。また、10月にマイナーチェンジモデルとして発売を予定しているNEWフリード、ホンダのフラッグシップであるスーパースポーツモデルのNSX、日本の軽4輪車新車販売において4年連続で第1位を獲得しているN-BOXシリーズなど、市販車も多数展示する。
▲新型フィットはその予告としてまず新しいロゴを公開。どのような進化を果たしているのか、実車を見るのが楽しみだ
主要モデルの特徴を見ていこう。まず第4世代となる新型フィットは、独自のセンタータンクレイアウトによる広い室内空間と、多彩なシートアレンジを継承・発展させ、同時にハイブリッドモデルにはより小型になった2モーターハイブリッドシステムを搭載。従来の使い勝手のよさはそのままに、乗った人が"心地よい"と感じるような、日常をさらに豊かにするクルマとして生まれ変わるという。今回の第1報では、新しいロゴのみを公開。ショーではどのような姿で現れるのか、今から楽しみだ。
▲2020年初めに日本で発売予定の新型アコード。ロー&ワイドなプロポーションと流麗なシルエットを両立させたスタイリングが印象的だ
次に2020年初めに発売を予定している新型アコード。10世代目の日本向けモデルとなる同車は、先進ハイブリッドカーのインサイトにも通じる、ロー&ワイドなプロポーションと流麗なシルエットを両立させた外装デザインが印象的だ。一方、新開発のプラットフォームには技術の熟成を重ねた2リットルDOHC・i-VTECエンジンに、2モーターハイブリッドシステムの「SPORT HYBRID i-MMD」を組み合わせ、リニアで軽快、かつ上質な走りを楽しめるハイブリッドモデルに仕立てている。
▲2020年に日本での発売を予定するホンダe。基本骨格に新開発のEVプラットフォームを採用し、電動モーターはリアアクスルにレイアウトする
そして、本年9月開催のフランクフルト・モーターショーで量産モデルが公開され、2020年には日本でも発売を予定しているホンダe。ホンダの提案する新しい都市型コミューターに位置づけられた同車は、力強くクリーンな走りと取り回しのよさをモーターと後輪駆動で実現する。また、2画面の大型タッチパネルモニターやドアミラーに代わるカメラミラーシステムを搭載したほか、最新のコネクテッド技術や先進のAIを用いた音声認識機能のホンダ・パーソナル・アシスタントなどを採用し、ユーザーの移動と暮らしをシームレスに繋げることを目指している。
▲市販モデルの注目株は10月18日にマイナーチェンジするNEWフリード。凛とした印象のフロントグリルやワイド感を強調したバンパーなどによって、より洗練されたルックスへと昇華した