マツダの軽トラが一部改良で夜間歩行者検知機能を備えた衝突被害軽減ブレーキを採用

マツダのスクラムトラックが仕様変更を実施。衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」を新採用してサポカーSワイドに該当

　マツダは9月26日、軽トラックのスクラムトラックの一部仕様変更を行い、同日より発売した。

車種展開および車両価格は以下の通り。

KCエアコン・パワステ・2WD：5MT86万200円／3AT94万3800円
KCエアコン・パワステ・4WD：5MT101万2000円／3AT109万5600円
KX・4WD：5MT121万円／3AT129万3600円
KCエアコン・パワステ農繫・4WD：5MT103万9500円

▲マツダ・スクラムトラックKX（4WD）　価格：5MT121万円／3AT129万3600円　全長3395×全幅1475×全高1765mm　ホイールベース1905mm　車重740kg　乗車定員2名　搭載エンジンはR06A型658cc直列3気筒DOHC12V・VVT(50ps／6.4kg・m)　 夜間歩行者検知機能を備えた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」を新規に採用する

　スズキからOEM供給を受けて販売するマツダのスクラムトラックは、スズキのキャリイをベースとするマツダ・ブランドの軽商用トラックだ。

　今回の仕様変更は、先進安全装備の拡充が訴求点となる。まず、夜間歩行者検知機能を備えた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」をKXに標準、KCエアコン・パワステ3AT車にオプションで装備。また、デュアルカメラブレーキサポート装着車には誤発進抑制機能（前進＋後退時）、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、車線逸脱警報機能、オートライト機能、ハイビームアシスト機能、ダイナミック・スタビリティ・コントロール（DSC）＆トラクション・コントロール・システム（TCS）機能を併せて採用し、安全性能を向上させる。これにより、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」に該当させた。

　走行面では、KXとKCエアコン・パワステの3AT車にヒルホールドコントロールを新規に組み込んだことがトピック。また、外装ではフォグランプベゼルのメッキ化（KX）、内装ではヒーターコントロールパネルのダイヤル調整式化（全車）などを実施した。