BMWジャパンは10月3日、コンパクトSUVのX1の一部改良を実施し、同日より発売した。
▲BMW X1・xドライブ20i・xライン:8SAT497万円 全長4455×全幅1820×全高1610mm ホイールベース2670mm 車重1650kg 乗車定員5名 大型化し中央部が連結した新世代デザインのキドニーグリルにくっきりとした造形のLEDヘッドライト、バンパー組み込み型のLEDフォグランプ、大型化したエアインテークなどを採用し、よりスポーティで存在感のあるフロントマスクを創出する
車種展開は以下の通り。
X1・sドライブ18i:438万円
X1・sドライブ18i・xライン:464万円
X1・sドライブ18i・Mスポーツ:482万円
X1・xドライブ18d:489万円
X1・xドライブ18d・xライン:515万円
X1・xドライブ18d・Mスポーツ:534万円
X1・xドライブ20i・xライン:497万円
X1・xドライブ20i・Mスポーツ:517万円
X1・xドライブ25i・xライン:627万円
X1・xドライブ25i・Mスポーツ:650万円
▲厚みのあるSAVらしいシルエットに新デザインのL字型テールライトを組み込んで、ひと目でX1と分かる個性的な後ろ姿を演出。ラゲッジ容量は後席使用時で505リットル、後席を倒すと最大1550リットルにまで拡大する
今回の一部改良は、新世代のデザインコンセプトによる内外装の仕様変更や運転支援機能の拡充などが訴求点だ。まずエクステリアでは、大型化し中央部が連結した新世代デザインのキドニーグリルと、くっきりとした造形のLEDヘッドライト、バンパー組み込み型のLEDフォグランプ、大型化したエアインテークなどを採用することで、よりスポーティで存在感のあるフロントマスクを実現。リアセクションでは、厚みのあるSAV(BMWではSUVのXシリーズをスポーツ・アクティビティ・ビークル=SAVと呼称する)らしいシルエットに新デザインのL字型テールライトを組み込んで、ひと目でX1と分かる個性的な後ろ姿を創出した。
▲ドライバー志向のコクピットデザイン。大型化したタッチ機能付き10.25インチのディスプレイや携帯機器用のワイヤレスチャージング機能を標準装備として実用性を向上させた。日本仕様のハンドル位置は右
インテリアについては、大型化したタッチ機能付き10.25インチのディスプレイや、携帯機器用のワイヤレスチャージング機能を標準装備として実用性を向上させたことがトピック。また、フルカラー化したヘッドアップディスプレイをオプションとしてラインアップするなど、先進機構を積極的に導入する。さらに、6色のLED照明で室内を演出するアンビエントライトを初搭載するとともに、インパネおよびセンターコンソールにステッチを採用して上質な室内空間を具現化した。ラゲッジルームに関しては、後席使用時で505リットルの容量を確保。後席を倒すと、最大1550リットルにまで拡大する仕組みだ。
▲リアシートには左右独立式のスライド機構を内蔵。フレキシブルな調整を可能としたことで、快適な後席スペースを実現する
パワートレインに関しては基本的に従来と共通で、18iに1498cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(140ps/220N・m)+電子制御式7速DCTを、18dに1995cc直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(150ps/350N・m)+電子制御式8速ATを、20iに1998cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(192ps/280N・m)+電子制御式8速ATを、25iに1998cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(231ps/350N・m)+電子制御式8速ATを搭載する。駆動機構は18iが2WD(FF)のsドライブ、それ以外のグレードはインテリジェント4輪駆動システムのxドライブを組み合わせた。
運転支援システムの拡充もアピールポイントだ。改良新型X1シリーズには、車線逸脱警告システムや前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキを含むBMWドライビング・アシストを標準で装備。また、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントや車載通信モジュールによりドライバーとクルマ、そして取り巻く情報をITネットワークでつなぐBMWコネクテッド・ドライブなども設定している。