メルセデス・ベンツ日本は10月7日、Eクラス・クーペ/カブリオレの一部改良を行い、同日より発売した。
▲メルセデス・ベンツE200クーペ 価格:9SATC733万円 全長4826×全幅1860×全高1430mm ホイールベース2873mm(欧州参考値) 乗車定員4名 パワートレインにはM264型1497cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(184ps)+BSG/48V電気システム+9G-TRONICを新採用する。日本仕様のハンドル位置は右
車種展開は以下の通り。
■Eクラス・クーペ
E200クーペ:733万円
E200クーペ・スポーツ:804万円
E300クーペ・スポーツ:888万円
E450・4マチック・クーペ・スポーツ:1129万円
メルセデスAMG・E53・4マチック+・クーペ:1263万円
■Eクラス・カブリオレ
E200カブリオレ:770万円
E200カブリオレ・スポーツ:841万円
E300カブリオレ・スポーツ:925万円
E450・4マチック・カブリオレ・スポーツ:1186万円
メルセデスAMG・E53・4マチック+・カブリオレ:1320万円
今回の改良の注目ポイントは、2機種の新パワーユニットの搭載にある。まず、E200/E200スポーツに採用するM264型1497cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(184ps/280N・m)+BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)/48V電気システム。M264エンジンにはターボチャージャーにツインスクロールシステムを採用したほか、可変バルブタイミングを実現するカムトロニック(CAMTRONIC)を内蔵。さらに、エンジン内部の摩擦低減対策としてメルセデス・ベンツが特許を取得したコニックシェイプ(CONICSHAPE)加工を導入した。そして、このエンジンに、ベルトを介してクランクシャフトと接続するスターターとジェネレーターを兼ねるモーター、BSGと48V電気システムをセット。回生ブレーキ等により発電した電気を容量約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電し、必要に応じて最大トルク160N・mの動力補助を行うことで、燃費低減効果だけでなく、パワートレインの総合性能も引き上げる。また、ウォーターポンプの電動化も実施し、冷却機構の最適制御化を図った。
▲メルセデス・ベンツE300カブリオレ・スポーツ 価格:9SATC925万円 全長4846×全幅1860×全高1429mm ホイールベース2873mm(欧州参考値) 乗車定員4名 パワートレインはM264型1991cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(258ps)+9G-TRONIC。日本仕様のハンドル位置は右
次に、新設定のE300スポーツに搭載するM264型1991cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(258ps/370N・m)。ツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステムのカムトロニックを組み込み、低回転から高回転まで伸びやかな加速を実現した。
▲メルセデスAMG・E53・4マチック+・クーペ 価格:9SATC1263万円 全長4855×全幅1860×全高1430mm ホイールベース2875mm 乗車定員4名 パワートレインは256型2996cc・直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(435ps)+ISG/48V電気システム+9G-TRONIC。日本仕様のハンドル位置は右/左
それ以外のグレードのパワーユニットは基本的に従来と共通で、E450・4マチック・スポーツに276M30型2996cc・V型6気筒DOHC直噴ガソリンツインターボエンジン(367ps/500N・m)を、メルセデスAMG・E53・4マチック+に256型2996cc・直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(435ps/520N・m)+ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)/48V電気システムを搭載する。
組み合わせるトランスミッションには、エンジンごとに専用セッティングを施した9G-TRONIC(電子制御9速AT)を採用。駆動レイアウトは、E200/E200スポーツ/E300スポーツがFR、E450・4マチック・スポーツが4輪駆動の4マチック、メルセデスAMG・E53・4マチック+が4輪駆動のAMG 4マチック+で仕立てている。