F1参戦を記念したアルファロメオ・ジュリア／ステルヴィオの限定スペシャルモデルが日本上陸！

アルファロメオがジュリア／ステルヴィオ・クアドリフォリオにF1参戦を祝した限定モデル「F1トリビュート」を設定

　FCAジャパンは10月11日、アルファロメオのプレミアムスポーツサルーン「ジュリア・クアドリフォリオ（Giulia Quadrifoglio）」とプレミアムSUV「ステルヴィオ・クアドリフォリオ（Stelvio Quadrifoglio）」に、アルファロメオのF1参戦とモータースポーツでの輝かしい軌跡を祝した限定車「F1トリビュート（F1 Tributo）」をラインアップし、本年11月に発売すると発表した。車両価格および販売台数は、ジュリア・クアドリフォリオ・F1トリビュートが1459万円で6台限定、ステルヴィオ・クアドリフォリオ・F1トリビュートが1495万円で4台限定に設定する。

▲アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ・F1トリビュート　価格：8SAT1459万円　販売台数：6台限定　全長4635×全幅1865×全高1435mm　ホイールベース2820mm　車重1710kg　乗車定員5名　日本導入モデルのハンドル位置は右

　今回の限定車は、ジュリア／ステルヴィオ・クアドリフォリオをベースに、エンジンの高出力化や制動性能の向上、専用内外装パーツの装着など、多岐に渡った渾身の仕様変更を実施する。まずパワートレインでは、2891cc・V型6気筒DOHC24V直噴インタークーラー付ツインターボエンジンのチューンアップおよびAkrapovic（アクラポヴィッチ）社製チタン材エグゾーストシステムの組み込みなどを敢行。最高出力はベースユニットの510ps/6500rpmから520ps/6500rpmへと引き上げられ（600N・mの最大トルクは同数値）、同時に官能的なエグゾーストサウンドを実現した。組み合わせるトランスミッションはベース車と共通の電子制御式8速オートマチックで、駆動レイアウトはジュリア・クアドリフォリオ・F1トリビュートがFR、ステルヴィオ・クアドリフォリオ・F1トリビュートが4WDを採用する。また、制動機構にはサーキット走行など高負荷時における耐フェード性と軽量化を両立させたカーボンセラミックブレーキシステムをセット。制動性および耐久性を大きく向上させた。

▲アルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ・F1トリビュート　価格：8SAT1495万円　販売台数：4台限定　全長4700×全幅1955×全高1680mm　ホイールベース2820mm　車重1910kg　乗車定員5名　日本導入モデルのハンドル位置は右

　エクステリアに関しては、ザウバーエンジニアリングとの共同開発による専用エアロパーツを採用したことが訴求点。具体的には、フロントエアロスプリッターや大型サイドスカート、大型リアスポイラーなどを装備し、高速走行時における優れた整流効果を発揮する。また、カーボンV字型グリルやグロスブラックフロントグリル／ディフューザー、カーボンエクステリアミラーハウジングといった専用アイテムも導入。さらに、アルファロメオ レーシングのF1マシン「C38」を彷彿させるカラースキームも採用し、スペシャル感をいっそう強調した。

▲スパルコ社製のカーボンバケットシートとレッドシートベルトを特別装備。カーボンシェル構造のシートは車重の軽量化にも貢献する

▲上質感と掌に馴染むフィット感でグリップ性能に優れ、高い操舵性を発揮するカーボンインサート付のレザー＆アルカンターラステアリングを装着

　インテリアについては、カーボンインサート付のレザー＆アルカンターラステアリングをはじめ、スパルコ社製のカーボンバケットシートやレッドシートベルト、カーボンキックプレート、カーボンシフト、アルファロメオ レーシング・バッジなどを特別装備して、スポーティかつクールなキャビン空間を演出する。なお、スパルコ社製シートは軽量化にも寄与し、専用のブレーキシステムやエグゾーストシステムとあわせて、車両全体で27kg以上の軽量化を果たした。

▲2台の「F1トリビュート」に寄り添うのはアルファロメオ レーシングのアントニオ・ジョヴィナッティ選手（写真・左）とキミ・ライコネン選手（同・右）