ホンダは10月18日、フリードおよびフリード+(プラス)のマイナーチェンジを実施し、同日より発売した。
▲ホンダ・フリード・ハイブリッド・クロスター・ホンダセンシング 価格:FF278万1900円/4WD301万8400円 全長4265×全幅1695×全高1710~1735mm ホイールベース2740mm 車重FF1430/4WD1510kg 乗車定員6名
車種展開は以下の通り。
■フリード
B・ホンダセンシング・FF:6名乗り199万7600円
G・ホンダセンシング・FF:7名乗り218万2400円/6名乗り216万400円
G・ホンダセンシング・4WD:7名乗り241万8900円/6名乗り239万6900円
クロスター・ホンダセンシング・FF:6名乗り238万400円
クロスター・ホンダセンシング・4WD:6名乗り261万6900円
ハイブリッドG・ホンダセンシング・FF:7名乗り258万3900円/6名乗り256万1900円
ハイブリッドG・ホンダセンシング・4WD:6名乗り279万8400円
ハイブリッド・クロスター・ホンダセンシング・FF:6名乗り278万1900円
ハイブリッド・クロスター・ホンダセンシング・4WD:6名乗り301万8400円
■フリード+
G・ホンダセンシング・FF:5名乗り218万2400円
G・ホンダセンシング・4WD:5名乗り241万8900円
クロスター・ホンダセンシング・FF:5名乗り240万2400円
クロスター・ホンダセンシング・4WD:5名乗り263万8900円
ハイブリッドG・ホンダセンシング・FF:5名乗り258万3900円
ハイブリッドG・ホンダセンシング・4WD:5名乗り282万400円
ハイブリッド・クロスター・ホンダセンシング・FF:5名乗り280万3900円
ハイブリッド・クロスター・ホンダセンシング・4WD:5名乗り304万400円
ホンダの人気コンパクトミニバンである3列式シート仕様(乗車定員6/7名)のフリードと2列式シート仕様(乗車定員5名)のフリード+は、5ナンバー規格ながら居住性と使い勝手のよさを高次元で兼ね備えた"ちょうどいい"クルマとして、幅広いユーザー層から好評を博しているモデルだ。今回のマイナーチェンジでは、「ちょうどいいを、もっと、みんなへ~すべての人にちょうどいい~」をテーマに、内外装や機能性、そして安全性を徹底して磨き抜いた。
▲クロスターは専用デザインのフロントグリルや前後バンパー、ルーフレール、アルミホイールなどを組み込んでクロスオーバースタイルを創出。写真のボディカラーは新色のプレミアムクリスタルオレンジ・メタリックⅡ
▲クロスターはプライウッド調インストルメントパネルや本革巻きステアリング、シートバックアッパーポケット(運転席/助手席)などを標準で装備する
▲クロスターは2列目に両側アームレスト付キャプテンシートを装着。シート表地はファブリックとプライムスムースを組み合わせた専用コンビタイプ
車種展開では、フリードおよびフリード+にクロスオーバースタイルのエクステリアを備えた新グレードの「クロスター(CROSSTAR)」をラインアップしたことがトピックだ。外装には専用デザインのフロントグリルや前後バンパー、LEDフォグライト、ルーフレール、アルミホイールなどを、内装には汚れが目立ちにくいデジタルパターンのファブリックとプライムスムースを組み合わせた専用コンビシートやプライウッド調インストルメントパネルなどを装備。ミニバンの便利さとSUVのタフネスをクロスオーバーさせて、フリード・シリーズに新たな個性をもたらしている。
▲ホンダ・フリード・ハイブリッドG・ホンダセンシング(FF) 価格:7名乗り258万3900円/6名乗り256万1900円 全長4265×全幅1695×全高1710mm ホイールベース2740mm 車重7名乗り1430/6名乗り1410kg 写真のボディカラーは新色のシーグラスブルー・パール
▲インテリアカラーはモカ(写真)とブラックを設定。シートも同系色でコーディネートする。インパネにはウォールナット調パネルを装備。写真の2列目は3名乗車の6:4分割タンブルシート
一方、標準のフリードについては、よりシンプルでかたまり感のあるフロントフェイスにリファインするなど、どんな人にも、どんな暮らしにもジャストフィットする親しみやすいスタイリングを創出。ボディカラーには、新色のシーグラスブルー・パールやシルバーミストグリーン・メタリック、ミッドナイトブルービーム・メタリック、プレミアムクリスタルオレンジ・メタリックⅡ、プラチナホワイト・パール、スーパープラチナグレー・メタリックなど全9タイプを用意する。内装については、モカとブラックのインテリアカラーを設定したうえで、シートも同系色でコーディネートしたことが特徴。また、ウォールナット調インストルメントパネルの採用やシート表地の一新なども行い、いっそう心地よく、かつくつろぎに満ちたキャビン空間を実現した。
▲ホンダ・フリード+・ハイブリッド・クロスター・ホンダセンシング 価格:FF280万3900円/4WD304万400円 全長4265~4295×全幅1695×全高1710~1735mm ホイールベース2740mm 車重FF1440/4WD1510kg 乗車定員5名
▲2列目にはダブルフォールダウン機構付きの6:4分割可倒式シートを装着。荷室用ユーティリティーボードやユーティリティーナット、タイダウンフック、ラゲッジルーム内アクセサリーソケット(DC12V)も採用する
パワートレインは、カムシャフト中空径の拡大による軽量化やスリット入りブロック軸間の組み込みによるノッキング抑制、摺動部の平滑性向上によるフリクション低減、触媒貴金属使用量の最適化による低排出ガス性能の向上などを果たしたL15B型1496cc直列4気筒DOHC16V・i-VTEC直噴ガソリンエンジン(129ps/15.6kg・m)+CVTと、前述の改良に加えてインテークポートの高流動化やナトリウム封入中空エグゾーストバルブの採用、燃焼室のコンパクト化などを実施したLEB型1496cc直列4気筒DOHC16V・i-VTECアトキンソンサイクルガソリンエンジン(110ps/13.7kg・m)+H1型モーター(22kW/160N・m)+リチウムイオン電池+7速DCTのSPORT HYBRID i-DCDという、改良版の2機種を設定する。駆動機構は2WD(FF)とリアルタイムAWD(4WD)の選択が可能。誰でもエンジンブレーキを有効活用できるブレーキ操作ステップダウン制御、街中の軽快感と高速走行の安心感を進化させたパワーステアリング制御なども新たに組み込む。また、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を全タイプに標準装備し、同時に後方誤発進抑制機能やバージョンアップしたアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)などを鋭意組み込んだ。