メルセデス・ベンツ日本は10月30日、最高級ロードスターのSLに特別仕様車「SL400 Grand Edition」を設定し、同日より予約受注を開始した。車両価格は1416万円。ユーザーへの納車は2020年1月ごろより順次スタートする。
▲メルセデス・ベンツSL400 Grand Edition 価格:9SAT1416万円 全長4640×全幅1875×全高1305mm ホイールベース2585mm 乗車定員2名 マットイリジウムシルバーフロントスポイラー&ハイグロスクロームフィンや"Grand Edition"フェンダーバッジを特別装備
今回の特別仕様車は、既存のSL400をベースに、エレガントさを増幅させるアイテムを豊富に盛り込んだことが特徴だ。まずエクステリアでは、専用のハイグロスブラックペイント19インチAMG 7ツインポークアルミホイールやマットイリジウムシルバーフロントスポイラー&ハイグロスクロームフィン、"Grand Edition"フェンダーバッジを特別装備してスペシャル感を強調。ボディカラーはオブシディアンブラック、グラファイトグレー、セレナイトグレー、ダイヤモンドホワイトの4タイプを設定する。
▲ボディカラーはオブシディアンブラック、グラファイトグレー、セレナイトグレー、ダイヤモンドホワイト(写真)の4タイプを設定
▲特別仕様車専用デザインのハイグロスブラックペイント19インチAMG 7ツインスポークアルミホイールを装着して足もとを際立たせる
次にインテリアに関しては、SLのトップパフォーマンスモデルである「メルセデスAMG SL65」に採用している、ダイヤモンドステッチをあしらったタンドラブラウンパールとブラックを組み合わせたナッパレザーシート、レザーDINAMICAルーフライナー、ライトブラウンポプラウッドインテリアトリムを特別装備。さらに、Grand Edition専用フロアマットを敷いて、上質かつエレガントな空間を創出した。
▲ライトブラウンポプラウッドインテリアトリムやGrand Edition専用フロアマットを特別装備。ハンドル位置は右/左を設定
機能装備の拡充も見逃せない。ボタンを1回操作するだけでルーフの開閉を走行速度が約40km/hまで自動で行うことができ、加えてルーフトップの濃淡(クリアおよびダークモード)をボタンひとつで切り替えられるマジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ、シートに内蔵したエアクッションでバックレストのサイドとショルダーエリアのサポート、ランバーサポートをきめ細かく調整できるマルチコントロールシートバック、コーナリング時にバックレストのサイドが自動で膨らんで乗員の身体をしっかりとホールドするドライビングダイナミックシート、運転席と助手席の足もとにウーファースピーカーを内蔵するFrontBass、Harman/Kardonロジック7サラウンドサウンドシステムといったアイテムを特別装備した。
▲メルセデスAMG SL65に採用しているダイヤモンドステッチをあしらったタンドラブラウンパールとブラックを組み合わせたナッパレザーシートを装着する
基本的なメカニズムはベース車を踏襲し、フルアルミニウムボディシェルには革新的なNANOSLIDE加工をシリンダー壁面に施して摩擦損失を低減させた276M30型2996cc・V型6気筒DOHC直噴ツインターボガソリンエンジン(367ps/500N・m)を搭載。電子制御9速ATを介して、後輪を駆動する。シャシーに関しては、発進・加速・減速・旋回時などに発生する車体の動きと乗員を含めた車両重量を感知して、4輪それぞれのコイルスプリングの作動を瞬時に電子制御するABC(アクティブ・ボディ・コントロール)サスペンションをセット。さらに、Curve/Comfort/Sport/Sport+/Individualのモードに応じてエンジン/トランスミッション/エンジンサウンド/サスペンション/ステアリングの制御およびスタートストップ機能の有無が変えられるダイナミックセレクト、ディスタンスパイロット・ディストロニック(ステアリングアシスト付)/アクティブブレーキアシスト(飛び出し検知機能付)/PRE-SAFEブレーキ(歩行者検知機能付)/リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)/アクティブレーンキーピングアシスト/アダプティブハイビームアシスト・プラス/アクティブブラインドスポットアシストなどで構成するレーダーセーフティパッケージを標準で装備した。