新型三菱eKスペース 新車解説/2020年初頭デビュー予定
三菱eKスペースX(クロス) 新型は標準とクロスの2シリーズ構成 従来のカスタムはクロスに収斂される パワーユニットは自然吸気(52ps)とターボ(64ps) 上級グレードはマイルドハイブリッド仕様
上級グレードはマイルドハイブリッド。スタイリングは上質な印象
東京モーターショー2019で注目を集めたスーパーハイトKワゴン・コンセプトは、新型eKスペースそのもの。アルミホイールのカラーリングなど細部を除いて、ほぼこのまま市販される。新型のデビューは2020年初頭の予定。ラインアップはジェントルマスクの標準仕様と、SUVテイストのマスクのX(クロス)の2タイプ。ショー出品車はクロスだった。
メカニズムは、好評のeKワゴン/eKクロスとオーバーラップ。パワーユニットはコンパクト設計の直3DOHC12V。52psの自然吸気と、64psのターボを設定し、上級グレードはモーター(2.7ps)とリチウムイオンバッテリーを備えたマイルドハイブリッド仕様だ。トランスミッションは全車CVT。
スタイリングは上質感を追求。スペース性にこだわったボクシー形状ながら、サイドのキャラクターラインと明確なフェンダーフレア、張りを持たせたボディパネルで個性的に仕上げた。リアドアは大開口の両側スライドタイプ。クロスは、ダイナミックシールド形状のフロントマスクが強いインパクトを発散する。ボディサイズは全長×全幅3395×1475mm。ホイールベースは現行比65m㎜長い2495mmである。
新型のホイールベースは2495mm 従来比65mm延長 クロスのリアバンパーはガーニッシュ付き
広い後席は左右独立スライド&リクライニング式。装備は充実
シートはクッションに厚みを持たせた快適仕様。ショーカーは合成皮革とダイヤキルティング・ファブリックの組み合わせ。後席には左右独立スライド&リクライニング機構が組み込まれ、多彩なアレンジが可能だ。フルオートACの操作部はタッチパネル式。現行モデルで好評のサーキュレーターも装備。メーカー担当者は「三菱のKカーで、最も質感にこだわって開発した」という。
衝突被害軽減ブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、オートマチックハイビームを標準設定。アダプティブクルーズコントロールや、マルチアラウンドビューモニターも用意される。
新型は三菱の歴代Kカーで最も質感にこだわったモデル 写真はブラウンカラーのプレミアムインテリア
シートは合成皮革とダイヤモンドキルティング・ファブリックの組み合わせ 後席は左右独立スライドとリクライニング機能付き
ラゲッジは低床・大容量設計 荷室側から後席のスライド&フォ―ルダウンできる
フロントマスクは写真のクロスと標準タイプの2デザイン クロスはダイナミックシールド形状