トヨタ自動車は12月20日、新世代コンパクトカーのヤリス(YARIS)のウェルキャブシリーズ「車いす収納装置付車」を、2020年2月10日に発売(ガソリン車の4WDは2020年4月発売予定)すると発表した。
▲トヨタ・ヤリス1.5X「車いす収納装置付車」タイプⅠ(2WD) 価格:CVT169万9000円 全長3940×全幅1695×全高1500mm 車重1040kg 乗車定員5名/車いす収納時2名
車種展開および車両価格は以下の通り。
タイプⅠ(助手席ターンチルトシート付)
■1KR-FE(1リットル)エンジン+Super CVT-i
X:2WD156万9000円
G:2WD171万3000円
■M15A-FKS(1.5リットル)エンジン+Direct Shift-CVT
X:2WD169万9000円/4WD190万9000円
G:2WD184万3000円/4WD202万1000円
■M15A-FXE(1.5リットル)エンジン+1NMモーター
ハイブリッドX:2WD206万3000円
ハイブリッドG:2WD218万3000円
タイプⅡ(運転席&助手席ターンチルトシート付)
■M15A-FKS(1.5リットル)エンジン+Direct Shift-CVT
X:2WD177万7000円
G:2WD192万1000円
▲車いす収納装置は電動スライド式。35kgまでの車いすを横置きでラゲッジに収納できる。ユーザーの車いすに合わせて納車時に販売店で車いす吊り上げアームと大車輪固定アームの調整が必要。車いす固定装置は標準で装備する
メーカー完成特装車の福祉車両となる新型ヤリス「車いす収納装置付車」は、35kgまでの車いすをラゲッジルームへスムーズに収納できることが特徴。積み下ろしには電動機構を採用し、力が弱い介助者でも容易に上げ下げできるように配慮した。
▲タイプⅡには助手席に加えて運転席にもターンチルトシートを設定する
車種構成としては、助手席が回転しながらチルトするターンチルトシートを装備したタイプⅠ、助手席に加えて運転席にもターンチルトシートを組み込んだタイプⅡという2モデルをラインアップする。パワートレインはタイプⅠに1KR-FE型996cc直列3気筒DOHC12Vガソリンエンジン(69ps/9.4kg・m)+スーパーCVT-i、M15A-FKS型1490cc直列3気筒DOHC12V直噴"ダイナミックフォース"ガソリンエンジン(120ps/14.8kg・m)+ダイレクトシフトCVT、M15A-FXE型1490cc直列3気筒DOHC12V"ダイナミックフォース"ガソリンエンジン(91ps/12.2kg・m)+1NM型フロントモーター(59kW/141N・m)+リチウムイオン電池(容量4.3Ah)+電気式無段変速機のリダクション機構付THSⅡの3機種を設定し、駆動機構には2WD(FF)のほか、M15A-FKSエンジンに4WDを用意。タイプⅡにはM15A-FKSエンジン+ダイレクトシフトCVTの2WDのみを採用している。