ダイハツは12月23日、幕張メッセで2020年1月10日~12日に開催される東京オートサロン2020での出展概要を発表した。
今回の東京オートサロンでは、昨年に引き続き「遊びゴコロをみんなのものに」をテーマに、数多くの魅力的なカスタマイズコンセプトカーを初公開する。
▲ダイハツ・TAFT(タフト)コンセプト 2020年央の発売に向けて開発を進めている軽クロスオーバーのコンセプトモデル。ボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1630mmに設定。パワートレインには660ccターボエンジン+CVTを搭載してフロントを駆動。タイヤは165/65R15サイズ
▲開放感あふれるガラスルーフを採用。各ピラーはかなり立ち気味にアレンジしている
最大の注目は、"Tough&Almighty Fun Tool"をコンセプトに、2020年央の発売に向けて開発を進めている、軽クロスオーバーのコンセプトモデル「TAFT(タフト)コンセプト」の出品だ。日常生活からレジャーまでアクティブに使える新感覚の軽クロスオーバーというキャラクターを持ち、開放感あふれるガラスルーフやフラットで使い勝手のよい荷室空間といった、毎日を楽しくしてくれるアイテムを精力的に採用している。ちなみに、タフトの車名は1974年から1984年にかけて、ダイハツのジープ・タイプの多目的4WD車に使われていたネーミング。ロッキーに続き、伝統の車名が復活したわけだ。ということは、ラガー(1984~1997年)もいつか復活するかも。コンパーノやシャレード、フェローあたりの再生も期待したい。
▲「タントカスタムPremium Ver.」は精悍なブラックフェイスで圧倒的な存在感を放つ
▲"毎日が冒険。家族のための頼れるアクティブギア"を謳う「タントCROSS FIELD Ver.」
▲アメコミのスパイダーマンがボディ全面に描かれた「タントカスタムMARVELスパイダーマンVer.」
既存モデルのカスタマイズコンセプトカーも必見のモデルばかりだ。まず軽自動車販売ナンバー1の地位に君臨するタントでは、"毎日が冒険。家族のための頼れるアクティブギア"と称する「タントCROSS FIELD Ver.」、精悍なブラックフェイスで圧倒的な存在感を放つ至高のカスタマイズモデル「タントカスタムPremium Ver.」、そしてアメコミのスパイダーマンがボディ全面に描かれた「タントカスタムMARVELスパイダーマンVer.」を出展する。いずれも独自の個性を目いっぱいに放っており、タントという軽スーパーハイトワゴンの奥行の深さを感じさせる表現手法だ。
▲「ハイゼット トラックPEAKS Ver.」は雑誌『ピークス』とコラボした遊べるオーバーランダーに仕立てた
▲音楽とともに街を彩るサイバートラックというコンセプトの「ハイゼット トラックDJ Ver.」
▲バーチャルシンガーの初音ミクをフィーチャーした移動販売車の「ハイゼット トラック 初音ミク マルシェVer.」
タントと双璧をなすのが、軽商用車のハイゼット トラックをベースとしたカスタマイズコンセプトカー群だ。アウトドア雑誌『ピークス』とコラボした遊べるオーバーランダー「ハイゼット トラックPEAKS Ver.」、音楽とともに街を彩るサイバートラック「ハイゼット トラックDJ Ver.」、さらにバーチャルシンガーの初音ミクをフィーチャーした「ハイゼット トラック 初音ミク マルシェVer.」を出品。それぞれの持つ世界観を活かしながら、軽トラックを遊び心あふれるクルマへと昇華させている。
▲「ロッキーSporty Style」は"スポーティ"を身に纏ったコンパクトSUVの用品装着車
ほかにも、"スポーティ"を身に纏ったコンパクトSUVの用品装着車「ロッキーSporty Style」、よりスポーティに走りを極めたアグレッシブドライビングマシン「コペンGR SPORT カスタマイズVer.」といった至極のカスタマイズモデルを披露する。
▲走りを極めたアグレッシブドライビングマシンの「コペンGR SPORT カスタマイズVer.」
また、ダイハツのブースではカスタマイズの楽しさをより身近に感じてもらう仕掛けとして、漫画家の田中むねよし氏を迎えて「TAFTコンセプト」を題材に、来場者と田中氏がコミュニケーションをとりながら、その場でイラストを描く「ライブ・ドローイングショー」を実施。さらに、ダイハツの社名の由来(発動機製造)である発動機にちなんで、ダイハツエンジニアのサポートによる本物のエンジンパーツを用いた組立体験ができる「エンジン組立チャレンジ」コンテンツを用意する予定である。