BMWジャパンは12月23日、人気プレミアムSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)のX6を商品改良し、同日より販売を開始した。
▲BMW X6・M50i 価格:8SAT1395万円 全長4945×全幅2005×全高1695mm ホイールベース2975mm 車重2235kg 乗車定員5名
車種設定は以下の通り
X6・xドライブ35d:990万円
X6・xドライブ35d・Mスポーツ:1069万円
X6・M50i:1395万円
今回の商品改良は、内外装の仕様変更や最新運転支援システムの採用などが訴求点となる。
▲駆動系にはインテリジェント4WDシステムであるxドライブやMスポーツ・ディファレンシャル、懸架機構にはアダプティブMサスペンションを組み込んだ
まず外装では、BMW車として初のライトアップ機能付きキドニーグリル「キドニーグリル・アイコニック・グロー」を採用したことがトピック。BMWブランドを象徴する伝統のキドニーグリルを輝かせることで、より立体的に見せるとともに、夜間でのドライブなどでかつてない存在感を放つようにアレンジした。また、キドニーグリルとつながるように配されていた従来のヘッドライトは、独立した形状に刷新しながら、より直線的で鋭い造形とすることで、フロントマスクのワイドさや低重心を強調する。一方、リアセクションは細長く伸びたL字型のコンビネーションライトを新採用し、ワイドな印象を与えると同時に縦に厚みのあるどっしりとしたシルエットを創出した。
▲ライトアップ機能付きキドニーグリル「キドニーグリル・アイコニック・グロー」を新採用する
インテリアについても、最新のBMWデザインコンセプトを導入する。インパネにはドライバーが自由にカスタマイズできる10.25インチのコントロールディスプレイと12.3インチのフルデジタル・メーターパネルを装備し、機能性をいっそう向上。また、シートは表面の加工がすっきりと上品に見え、座り心地が柔らかいヴァーネスカ・レザーを標準装備とし、上質かつ快適なキャビン空間を演出する。さらに、透明度が非常に高いクリスタルで形作ったシフトノブなど、ラグジュアリー感を高めるオプション装備を多数ラインアップした。
▲インパネにはドライバーが自由にカスタマイズできる10.25インチのコントロールディスプレイと12.3インチのフルデジタル・メーターパネルを装備し、機能性をいっそう向上させた。日本導入モデルのハンドル位置は右
パワートレインついては、xドライブ35d系にB57D30A型2992cc直列6気筒DOHC直噴ツインパワーターボディーゼルエンジン(265ps/620N・m)+電子油圧制御式8速スポーツATを、M50iにN63B44D型4394cc・V型8気筒DOHC直噴ツインパワーターボガソリンエンジン(530ps/750N・m)+電子油圧制御式8速スポーツATを搭載する。駆動系にはインテリジェント4WDシステムであるxドライブを採用。また、M50iにはMスポーツ・ディファレンシャルも組み込む。さらに、MスポーツおよびM50iの足回りにはアダプティブMサスペンションやMスポーツブレーキを設定した。
▲パワートレインに4394cc・V型8気筒DOHC直噴ツインパワーターボガソリンエンジン(530ps)+電子油圧制御式8速スポーツATを搭載。0→100km/h加速は4.3秒と公表
安全・運転支援機能の高度な拡充も商品改良の注目ポイントだ。高速道路での渋滞時にドライバーをサポートする「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援システム」や直近の50m軌跡を記憶して通った道を自動で後退可能な「リバースアシスト」など、最新のシステムを豊富に採用。また、高性能3眼カメラや高性能プロセッサーおよびレーダー等を活用した先進のアクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)やレーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィックウォーニングなどを設定する。さらに、最新のBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントやBMWコネクテッド・ドライブも装備している。