ルノー・ジャポンは1月10日、ニュルFF最速タイムを叩き出した新型「メガーヌR.S.(ルノー・スポール)トロフィーR」を東京オートサロン2020に出展および正式発表し、同日より予約受注を開始した。車両価格および販売台数は、通常モデルが689万円/47台、カーボン・セラミックパック仕様が949万円/4台に設定する。ちなみに、メガーヌR.S.トロフィーRは世界で500台のみ生産され、そのうちの30台がカーボン・セラミックパックとなる。
▲ルノー・メガーヌR.S.トロフィーR"カーボン・セラミックパック" 価格:6MT949万円 全長4410×全幅1875×全高1465mm 車重1320kg 乗車定員2名 販売台数は4台限定
▲ブレンボ製カーボンセラミックブレーキディスク&ゴールドキャリパー(フロント)やカーボンホイールを特別装備
新型メガーヌR.S.トロフィーRは、今年の4月にドイツのニュルブルクリンク北コースにおける量産FF車最速タイムの7分40秒100を記録し、さらに7月にはベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットで同じく量産FF車最速タイムの2分48秒338を、そして11月には日本の鈴鹿サーキットで先代モデルの最速タイム2分28秒465(2014年11月記録)を3秒以上縮める2分25秒454をマークした、生粋のスポーツモデルである。基本骨格には専用セッティングのトロフィーR専用シャシーにオーリンズ製調整式ダンパーを採用。また、外装にはカーボンコンポジットボンネットやカーボンリアディフューザー、アクラポヴィッチ製チタンエグゾースト、メガーヌR.S.トロフィーR専用デカール、ブラックシャークアンテナ、19インチ鍛造アロイホイール"フジライト"などを特別装備した。
▲ルノー・メガーヌR.S.トロフィーR 価格:6MT689万円 全長4410×全幅1875×全高1465mm 車重1330kg 乗車定員2名 販売台数は47台限定 ボディカラーはブランナクレM
▲19インチ鍛造アロイホイール"フジライト"に245/35R19タイヤを組み合わせる
リアシートやインシュレーターの削除を行って軽量化を果たしたインテリアについては、サベルト製モノコックレーシングシートやトロフィーR専用アルカンタラステアリング、ラゲッジネットなどを標準で装備。パワートレインにはセラミックボールベアリングシステムを取り入れたターボチャージャーを組み込む1798cc直列4気筒DOHC16V直噴ターボエンジン(300ps/400N・m)+6速MTを搭載し、駆動機構にはトルクバイアスレシオを2.6:1に設定したトルセンLSDを設定している。
▲1798cc直列4気筒DOHC16V直噴ターボエンジン(300ps)にはセラミックボールベアリングシステムを取り入れたターボチャージャーを組み込む
▲アクラポヴィッチ製チタンエグゾーストを設定。公表性能は最高速度262km/h、0→100km/h加速5.4秒
一方、カーボン・セラミックパック仕様には、ブレンボ製カーボンセラミックブレーキディスク&ゴールドキャリパー(フロント)やカーボンホイール、ダイナミックエアインテークを専用装備。より高いレベルのドライビングスキルを持つエキスパートドライバーに向けたモデルに仕立てている。
▲ルノー・メガーヌR.S.トロフィーR専用のアルカンタラステアリングを装着
▲シートにはサベルト製モノコックレーシングタイプを採用する
▲リアシートを省く代わりにホールディングサブフレームと"R"ロゴ入りラゲッジフロアを装備した