ゼネラルモーターズ・ジャパンは1月10日、シボレー・ブランドの人気スペシャルティカーのカマロを一部仕様変更し、合わせて限定モデルの「HERITAGE EDITION」を発表。同日より注文予約の受付を開始した。なお、ユーザーへの納車は本年夏ごろを予定している。
▲シボレー・カマロ・コンバーチブル 価格:8SAT643万円 全長4785×全幅1900×全高1350mm/ホイールベース2810mm 車重1680kg 乗車定員4名 フロントデザインを刷新し、よりスポーティで精悍なマスクに演出した
車種展開は以下の通り。
■シボレー・カマロ
カマロLT RS:556万円
カマロ・コンバーチブル:643万円
カマロSS:710万円
■シボレー・カマロHERITAGE EDITION
カマロHERITAGE EDITION LT RS:565万円(販売台数30台)
カマロHERITAGE EDITION コンバーチブル:645万円(販売台数20台)
カマロHERITAGE EDITION SS:748万円(販売台数40台)
今回の仕様変更は、フロントデザインの刷新が訴求点だ。2018年に米国ラスベガスで開催された「2018 SEMA SHOW」に出展し、好評を博した「SHOCKコンセプトカー」のフロントデザイン(フロントバンパー&グリル)を取り入れ、センターバーをボディカラーと同色に、シボレー・エンブレムであるボウタイの位置を変更することで、カマロのスポーティさや精悍なイメージをより強調する。ボディサイズはクーペのLT RSとSSが全長4785×全幅1900×全高1345mm/ホイールベース2810mm、コンバーチブルが全長4785×全幅1900×全高1350mm/ホイールベース2810mmに設定した。
▲GMジャパンがゼンリンデータコムと共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準で装備する
機能面の拡充を図ったことも改良モデルのトピックだ。GMジャパンがゼンリンデータコムと共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準で装備。トンネルなどGPSで測位できない環境でも、自律航法ができるように設定する。また、エア注入時に適性空気圧をアラート音で知らせる新機能「タイヤフィルアラート」を新たに組み込んで利便性を高めた。
▲インテリアカラーはジェットブラックとジェットブラック/アドレナリンレッド(写真)を設定する
ボディカラーについてはリバーサイドブルーメタリック、ブラック、サミットホワイト、レッドホット、サテンスティールグレイメタリックの計5色をラインアップし、インテリカラーにはジェットブラックまたはジェットブラック/アドレナリンレッドを組み合わせる。パワートレインはLT RSとコンバーチブルに1998cc直列4気筒DOHC・VVTインタークーラーターボエンジン(275ps/400N・m)+8速ATを、SSに6153cc・V型8気筒OHV・VVTエンジン(453ps/617N・m)+10速ATを搭載した。
▲シボレー・カマロHERITAGE EDITION SS 価格:10SAT748万円(写真右) シボレー・カマロHERITAGE EDITION LT RS 価格:565万円(同左)
一方、計90台限定販売のカマロHERITAGE EDITIONに関しては、ボディカラーに新色のラリーグリーンメタリックを採用したことが最大の特徴だ。ラリーグリーンは初代モデルで使われ、人気を集めた外板色。今回、復刻するに当たっては、かつてのラリーグリーンよりも深い、洗練された現代的な色合いで仕立てている。また、クーペのLT RSとSSには専用デカールとしてホワイトパールラリーストライプを、コンバーチブルにはインテリアカラーとしてブラウン系のカラハリを組み合わせ、スペシャル感をいっそう盛り立てた。なお、最上級モデルのSSには、専用アイテムとしてレッドアウトラインストライプ付5スポークグロスブラックホイールを特別装備している。