マツダは1月16日、圧縮着火ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」を搭載したマツダCX-30を発売した。
▲マツダCX-30 X・Lパッケージ(2WD) 価格:6MT347万7100円/6SAT347万7100円 全長4395×全幅1795×全高1540mm/ホイールベース2655mm 車重MT1470/AT1490kg
車種展開は以下の通り。
Xプロアクティブ・2WD:6MT329万4500円/6SAT329万4500円
Xプロアクティブ・4WD:6MT353万1000円/6SAT353万1000円
Xプロアクティブ・ツーリングセレクション・2WD:6MT341万5500円/6SAT341万5500円
Xプロアクティブ・ツーリングセレクション・4WD:6MT365万2000円/6SAT365万2000円
X・Lパッケージ・2WD:6MT347万7100円/6SAT347万7100円
X・Lパッケージ・4WD:6MT371万3600円/6SAT371万3600円
マツダCX-30に搭載する「SKYACTIV-X」は、意のままに操ることができる加速感、走りの楽しさを引き立たせるエンジン音、それらがもたらす"気持ちよさ"と"楽しさ""上質さ"を訴求点とする新世代のガソリンユニットである。
肝となるのはマツダ独自の燃焼制御技術「SPCCI(Spark Controlled Compression Ignition:火花点火制御圧縮着火)」で、これによりガソリンの圧縮着火による燃焼でリーンバーン(希薄燃焼)を可能とし、少ない燃料で高効率な燃焼を実現する。また、減速エネルギーを電力として蓄え、発進加速時にモーターで駆動をアシストするマイルドハイブリッドシステムの「M Hybrid(エム・ハイブリッド)」も組み込み、滑らかで気持ちの良い走りと効率的な燃料消費をサポート。さらに、高応答エンジンの力を遅れなく伝える高剛性駆動力伝達システムを採用した。ほかにも、エンジン本体を吸音材で囲む(カプセル化)ことにより静粛かつクリアで気持ちの良いサウンド伝達を達成した遮音システムを導入する。
▲「SKYACTIV-X」HF-VPH型1997cc直列4気筒DOHC16V・筒内直接噴射(Di) ボア83.5×ストローク91.2mm 圧縮比15.0 最高出力180ps/6000rpm 最大トルク22.8kg・m/3000rpm 減速エネルギーを電力として蓄え、発進加速時にモーター(MK型交流同期電動機4.8kW/61N・m+リチウムイオン電池10Ah)で駆動をアシストするマイルドハイブリッドシステム「M Hybrid」も搭載する
SKYACTIV-Xの主要諸元は、型式がHF-VPH、排気量および種類が1997cc直列4気筒DOHC16V・筒内直接噴射(Di)、使用燃料がプレミアムガソリン、圧縮比が15.0で、最高出力180ps/6000rpm、最大トルク22.8kg・m/3000rpmを発生。組み合わせるMK型モーターは最高出力4.8kW/1000rpm、最大トルク61N・m/100rpmを絞り出し、動力用蓄電池にはリチウムイオンバッテリー(10Ah)を採用する。また、トランスミッションには専用セッティングのSKYACTIV-MT(6MT)とSKYACTIV-DRIVE(6EC-AT)をセット。燃費性能はWLTCモードで2WDが6MT17.0km/リットル、6AT16.8km/リットル、4WDが6MT16.4km/リットル、6AT15.8km/リットルを成し遂げた。
▲SKYACTIV-X搭載車は高輝度ダーク塗装7J×18アルミホイール+215/55R18タイヤや大径マフラーカッターなどを専用装備する
エクイップメント面では、高輝度ダーク塗装7J×18アルミホイール+215/55R18タイヤや大径マフラーカッターなどを専用装備。最新のi-ACTIVSENSEやパッシブセーフティ技術も標準で採用する。ボディサイズは他グレードと基本に共通で、全長4395×全幅1795×全高1540mm/ホイールベース2655mmに設定。車重は1470~1550㎏で仕立てている。