トヨタ自動車は1月23日、1月10日に開始したGRヤリスの先行予約が2週間で約2000台を達成したと発表した。
▲GRヤリスの先行予約が2週間で約2000台を達成。そのうちの8割は上級仕様の「RZ"High-performance First Edition"」(写真)が占める。ちなみに、車両価格は「RZ"High-performance First Edition"」が456万円、「RZ"First Edition"」が396万円に設定。Webでの先行予約は6月30日まで実施する予定である
FIA世界ラリー選手権(WRC)を「勝ち抜く」ために生まれたホモロゲーションモデルの新型車GRヤリスは、1月10日開幕の東京オートサロン2020にて世界初公開。同時に、特別仕様車の「RZ"First Edition"」と「RZ"High-performance First Edition"」の先行予約を同日よりWebにて開始したが、東京オートサロン開催中の3日間で約1000台の予約、そして1月23日時点で約2000台の予約を記録した。
予約のされたモデルのうち、8割は上級仕様の「RZ"High-performance First Edition"」が占める。同仕様は、RZグレードをベースに、より限界性能を高めた"High-performance"の装備(トルセンLSDや冷却スプレー機能付空冷インタークーラーなど)に加え、「RZ"First Edition"」の特別装備とともにマットブラック塗装のBBS製鍛造アルミホイールも備わったモデルで、いずれも今回のみの限定仕様となっている。
なお、GRヤリスの生産については、数々のスポーツモデルを造り込んだ元町工場の専用「GRファクトリー」ラインを新設し、「匠」の技能を有する従業員が組み立てることを計画している。
▲2月14日開幕の大阪オートメッセ2020ではエモーショナルレッドⅡを纏ったGRヤリス「RZ"High-performance First Edition"」(オプション装着車)が展示される
今回のリリースでは、予約受注台数の発表と合わせて、2月14日~16日の3日間、インテックス大阪(大阪市)で開催される大阪オートメッセ2020にてGRヤリスを展示することもアナウンスされた。しかも、出品車としてオプションカラーのエモーショナルレッドⅡを纏ったGRヤリス「RZ"High-performance First Edition"」(オプション装着車)を雛壇に上げると予告。情熱の赤で彩ったGRヤリスがどのようなルックスに昇華しているのか、実車を見るのが今から楽しみだ。